「金銭的、時間的自由を手に入れてほしい」 起業を志す人へ、女性経営者のメッセージ(後編)
「起業すること」は以前よりもハードルが下がったように感じられる。資本金1円から会社を立ち上げられるし、自分のやりたい仕事をするために「起業」という手段を使うことも珍しくなくなった。
しかし、その一方でほとんどの企業が「続かない」というのも事実だ。
起業してビジネスを軌道に乗せ、継続していける企業にするために、経営者は何をすべきだろうか?
2社で代表を務める芳子ビューエルさんは、著書『私を幸せにする起業』(同友館刊)で、「簡単に起業をすすめるなんて無責任なこと」と喝破した上で、それでも起業を目指す人たちに向けて「自分の経験が少しでも役に立てば」と、自身の経営者としての半生と生々しい経営の現実をつづる。
また、もう一つの本書の特徴は、「働く女性」「働くお母さん」として経験したことをアドバイス含めて書きつづっているということだ。子育てをしながらの起業経営、周囲との人間関係など、ビューエルさんにしか語れない内容となっている。
今回はそんなビューエルさんにインタビューを行い、前半では自身の起業までの半生を振り返り、後半では女性が起業したときに起こることをお話いただいた。今回はその後編だ。
(新刊JP編集部)