不眠や寝つきの悪さを改善するための「正しい睡眠の知識」
朝は目覚まし時計のアラームで起きている人は多いだろう。しかし、アラームのような「音」による目覚めは、睡眠習慣としては実は「NG」だという。
そう語るのはTV、新聞、雑誌などのメディアでも注目されている睡眠改善インストラクターであり、『睡眠改善インストラクターが教える「眠りの魔法」』(坪田聡監修、ぱる出版刊)を上梓した竹田浩一氏だ。
竹田氏は20年以上不眠症に悩んできた人物だが、知人の勧めで「光」による目覚めの習慣に変えたところ不眠が改善。その後、光目覚まし時計の開発や睡眠に関する講演なども行い、多くの不眠症に悩む人のサポートをしてきた。
竹田氏によれば、光による目覚めは、睡眠に欠かせない脳内物質「セロトニン」と「メラトニン」の分泌に作用し、快適な睡眠と目覚めのサイクルをつくりだすという。
こうした睡眠についての知識は意外に知られていない。そこで竹田氏に不眠や寝つきの悪さの解消に役立つ睡眠についてのお話を伺った。
インタビュー前編では、「光」で目覚めることが不眠改善につながるメカニズムについて語っていただいた。後編となる今回は、快眠を得るための睡眠の正しい知識についてのお話を伺う。