だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1386回 「ラブ・ケミストリー」

有機化学を専攻する大学院生・藤村桂一郎は、天才的化学センスの持ち主。彼は研究室にやってきた新人秘書・真下美綾に一目惚れして以来スランプに陥ってしまう。そんなある日、カロンと名乗る黒衣の妖女が「キミの能力を取り戻してあげる」と現れ、美綾への告白を迫るが……。東大院薬学系卒の著者が描いた、草食系男子が巻き起こす有機化学ラブミステリー! 宝島社第9回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作品です。

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『このミス!』大賞優秀賞作品

今回紹介するのは、2011年度の宝島社第9回『このミステリーがすごい!』大賞にて、優秀賞を受賞した作品です。

『このミステリーがすごい!』大賞は、ミステリ&エンターテインメント作家の発掘・育成を目指す新人賞です。『このミス』大賞出身には、シリーズ類型850万部を突破した、海堂尊さんの『チーム・バチスタの栄光』などベストセラーや、映像化された作品もあります。

「ラブ・ケミストリー」は、ラブコメにミステリーの要素を併せ持った作品ですが、こんなキャッチフレーズが。

「理系草食男子に贈る、前代未聞空前絶後の有機化学ラブコメ!」

果たしてどんな作品なのか? 今日の新刊ラジオは、たっぷりラジオドラマでお送りします。

● 著者プロフィール 著者の喜多喜久さんは、東大大学院薬学系研究科修士課程修了後、大手製薬会社の研究員として勤務しつつ、今回の『ラブ・ケミストリー』で『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞されました。 今回紹介する「ラブ・ケミストリー」は、有機科学を通して繰り広げられる、ほのぼのとしたファンタジー系のラブコメでありながら、仕掛けに満ちた恋愛サスペンス。

● あらすじ 主人公で有機科学を研究している「藤村桂一郎」は、「どんな複雑な物質でも瞬時に合成ルートを見つけられる」という才能を持った天才。 しかし、ある日出会った「真下美綾」なる女性に一目惚れし、以来なぜかその能力を失ってスランプに陥ってしまいます。

そんな桂一郎の前に現れたのは、女性の姿をした死神「カロン」。 そして「美綾への告白」と引き換えに「能力を取り戻してやる」と言うカロンに、桂一郎が下した決断は……と詳しくは本を読んでのお楽しみということで。

続きは、今日の新刊ラジオ(ドラマ)でお聴きください。

ラブ・ケミストリー

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