だれかに話したくなる本の話

はじめての現場が大規模案件のチームリーダー システム開発の緊張感満点の職業小説

『HumanITy』(幻冬舎刊)

A Iや5G、量子暗号、ブロックチェーンなど、日々進歩する技術は私たちの生活を大きく変える。

ニュースを見ていると、漠然と「変わる」ことは想像がつくが、どんな人がどんな風に技術を使い、世の中を変えていくのかを考えることは、たぶんあまりないのではないか。最先端の技術は、開発にも、実地のビジネスへの応用にも、企業への導入にも、多くの人がかかわることになる。どんなに技術が進み、自動化、機械化が進んでも、泥臭く、粘り強く、自分の仕事に取り組む「人間」の姿はなくならない。

HumanITy ヒューマニティ

HumanITy ヒューマニティ

あらゆるモノが自動化する未来に、ヒトは何ができるのか。入社5年目のSE・花が異動した先は、とある製造業のアプリケーション開発部隊。日本の未来を大きく変える「全自動化システム」実現に向け、奮闘する花たちの行く手を阻むものとは―SIer企業のリアルを現役社員が描く!