だれかに話したくなる本の話

仮面のような顔で自分をアピールするバッタ なぜそんな配色を?

『世界でいちばん変な虫』(草思社刊)p.8より引用

世界にはさまざまな昆虫が存在している。その種の数は、名前を付けられているものだけでなんと120万種以上。見つかっていない種も含めると300万種以上と言われている。

あまりにも多様多種で、奥深い昆虫の世界。地球の陸地はまさに昆虫が支配していると言っても過言ではないのかもしれない。

だからこそ、珍虫・奇虫も数多い。
形態がヘンテコな昆虫、色彩が美しい昆虫、やたらと大きな昆虫、とにかく群れる昆虫。これらは、この過酷な世界を生き延びるために適応した果ての姿であり、生物の神秘ともいえるのだ。

そんな珍虫奇虫を美しいグラビアとともに知ることができる『世界でいちばん変な虫 珍虫奇虫図鑑』(海野和男著、草思社刊)から選りすぐりの虫をピックアップしよう。

世界でいちばん変な虫: 珍虫奇虫図鑑

世界でいちばん変な虫: 珍虫奇虫図鑑

強烈な色彩、ヘンテコな形、不思議な生態。
すべてのデザイナーの想像を上回る色と形。
230種、写真300枚を集大成した海野流昆虫図鑑の決定版。