だれかに話したくなる本の話

グレタさんも…2019年に世界を騒がせたフェイクニュースまとめ

グレタさんも…2019年に世界を騒がせたフェイクニュースまとめ

今年も残すところあとわずか、ということで一年を振り返る時期である。

個人的には(決して今年だけの話ではないのだが)2019年は「フェイクニュース」という単語を以前にもましてよく耳にする年だったと思っている。

一国の大統領が不都合な報道を「フェイクニュースだ」と言い張り、別の国では「言論の自由を抑制する」と非難ごうごうの「フェイクニュース防止法」なる法律ができた。どうにも権力者が自分に都合のいいように使っているように見えるこの単語であるが、SNS全盛の今、それだけ多くのフェイクニュースが出回っているというのもまた事実なのだ。

そこで今回は、今年SNS上で拡散されたフェイクニュースをいくつか集めてみた。あなたはこれを「悪質」とみるか「ただのイタズラ」と見るか?

フェイクニュースを科学する 拡散するデマ、陰謀論、プロパガンダのしくみ

フェイクニュースを科学する 拡散するデマ、陰謀論、プロパガンダのしくみ

2016年、米国大統領選挙を契機に注目を集めるようになったフェイクニュースは、いかにして拡散するのか。本書ではこの複雑怪奇な現象を「計算社会科学」という新しい分野から読み解く。偽情報を信じてしまう人間の認知特性、その情報を拡散させる情報環境の特徴、情報過多と注意力の限界などの側面からフェイクニュース現象の全体像を描き出し、メディアリテラシーやファクトチェックによる対抗手段の有効性を検討。大量の情報が飛び交う現代、偽ニュースに惑わされないために必読の1冊!