だれかに話したくなる本の話

疲れた”女子“の心にじんわりしみこむ。ジェーン・スー、1年半ぶりのエッセイ集が来年1月に発売

ファンにとってはまさに「待望」の一冊だ。

作詞家やコラムニスト、そしてラジオパーソナリティーなど多方面で活躍するジェーン・スーさん。
『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社刊)や『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎刊)など、ユニークなタイトルのエッセイ集を数多く執筆。今年6月には中野信子さんとの共著『女に生まれてモヤってる!』(小学館刊)を出版しているが、意外にも単著の単行本となると昨年5月の『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮社刊)までさかのぼる。

そんなジェーン・スーさんにとって1年半以上ぶりとなる待望の単著が、来年2020年1月9日に出版される。タイトルは『これでもいいのだ』(中央公論新社刊)。
本書はジェーン・スーさんらしい、ユーモアと愛のある箴言が詰まったエッセイ集となっている。書籍特設ページで公開されている目次には「冴えない女の会」「私の私による私のためのオバさん宣言」「『性格が良い」とはどういうことか」「四十代にちょうどいいパンツ」「コンプレックスと欲のバランス」など、気になる見出しが並ぶ。

30~40代女性を中心にファンが多いジェーン・スーさん。
「年齢を重ねただけで、誰もがしなやかな大人の女になれるわけじゃない。思ってた未来とは違うけど、これはこれで、いい感じ」。
本作のタイトル『これでもいいのだ』には、そんな思いが込められている。

今を生きる自分をちゃんと認める、等身大のジェーン・スーさんの姿が映し出されている。
疲れた心にじんわりしみこむエッセイ66篇。年明けの忙しない日々の中でも、ほっと一息、ぜひチェックしたい一冊だ。

(新刊JP編集部)

■『これでもいいのだ』書籍特設ページ(中央公論新社)
https://www.chuko.co.jp/special/janesu/

これでもいいのだ

これでもいいのだ

思ってた未来とは違うけど、これはこれで、いい感じ。

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