だれかに話したくなる本の話

見た目で損をする「残念な人」の歩き方

人間は「中身」が大事とよく言うが、だからといって外見や振る舞いがどうでもいいわけではない。疎かにしていると「見た目」で損をしてしまう。 中身を評価してもらう前に、実は見た目の印象でかなりの判断をされているものだ。

■人間は「外見」が大事?見た目は中身を映す

『印象はしゃべらなくても操作できる』(木暮桂子著、サンマーク出版刊)では、数万人の外見を激変させてきたビジネスアピアランスコンサルタントの木暮桂子氏が、印象を高め、思う存分「中身」をアピールできる「見た目の整え方」を紹介している。

見た目で損をする「がっかり」な人は、知らない間に「残念な印象」をつくっているという。

たとえば、姿勢や歩き方。首が前に出てしまっている姿勢は、貧相で自信がなさそう、不健康そうに見える。
また、歩き方も速度が遅かったり、歩幅が狭かったり、目線を下に向いていると「トボトボ感」が出てしまう。逆に、これとは正反対の歩き方を意識すると、自信に満ち、仕事ができそうな印象を与えることができるのだ。

こうした見た目の問題は、就職活動などで相手の印象を左右する。とくに面接は「座るまでの10秒」で判断されているという。

身なりや姿勢、歩き方、振る舞いなどの非言語コミュニケーションの部分も面接官はしっかりと見ている。中身さえ見てもらえばいい、と思っていると、第一印象でとても挽回できないようなマイナスの印象を与えることになってしまうかもしれない。

心の持ちようは顔に表れるというが、木暮氏は逆もあるのではないかと述べる。嫌なことがあったときでも、行動や見た目を明るく変えることで、気持ちも明るくなるものなのだ。外見は中身をも変える。ファッションや髪型、表情。これらを変えることで、人間は変われる可能性があるのだ。

喋るのが苦手という人でも、見た目やしぐさは意識すればすぐに変えられる。非言語コミュニケーションの大切さを理解し、実践することで、印象も良くなるはずだ。

(新刊JP編集部)

印象はしゃべらなくても操作できる

印象はしゃべらなくても操作できる

印象を高め、思う存分「中身」をアピールできる「見た目の整え方」とは。

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