一ヶ月で5000円節約。家庭で実践したい「食品ロス」削減術
冷蔵庫の奥の方に入れていた食材を腐らせてしまった。あるいは食べきれずに捨ててしまった。そんな経験はありませんか?
『「食品ロス」をなくしたら1か月5,000円の得!』(マガジンハウス刊)はそんな食品ロスを極力なくすための技を教えてくれる一冊。
ある調査によれば家庭での食品ロスは1か月5000円にのぼると本書。そのうえで、食品ロスをなくして5000円の節約を達成するとともに、エコ活動にも貢献できる方法を伝授します。
著者の井出留美さんは食品ロスジャーナリスト。2019年5月に可決された、日本初の「食品ロス削減推進法」の成立にも協力している「食品ロス」の専門家です。
井出さんによれば、食品ロスをなくすためのルールは下記の4つ。
1、余分なものを買わない
2、買ったら使いきる
3、今まで食べないで捨てていたものも捨てない
4、上手に保存する
とてもシンプルなルールですが、具体的にはどうすれば良いのでしょうか。
例えばお米について。
井出さんは、米は2リットルのペットボトルに入れて、冷蔵庫で保管すると良いとアドバイスします。
義理のご両親が米をつくっているという井出さん。常温で保管していたところ、あるとき米に虫が出てしまいました。米は常温で保管せず、冷蔵庫に入れるようにすれば虫がつくのを防ぐことができます。そこでペットボトルを使います。
ペットボトルに移すのは、袋のまま冷蔵庫にしまうと邪魔になってしまうから。また、ペットボトルに入れることで軽量がしやすくなるという利点もあります。
本書で紹介されている食品ロスをなくすための技は、「豆腐は長もち保存法で、80円の得!」「長ネギは緑の部分から先に使えば、35円の得!」など数十円単位での節約術も多く掲載されています。
一つ一つの金額は少なくても、積み重ねれば大きな金額の節約につながるはず。
本書は普段から「もったいない」と思っていた「食品ロス」をなくす絶好の機会を与えてくれるはず。まずは、あなたの台所を見直してみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)