時代の転換点だった。「平成7年」(1995年)という年
5月1日、「平成」から新元号になる。
この機会に日本の歴史をざっと見直したい。または、日本の歴史に興味を持ったとき、とりあえず全体の流れを掴みたいと思うものだろう。
そんなときに日本史全体の流れを掴めるのが『一日で一気に学ぶ 超日本史』(藤井青銅著、扶桑社刊)だ。
1995年に単行本『超日本史』、翌96年に文庫版『「超」日本史』が刊行。そして、新刊となる本書は、この30年で変化があった歴史教科書での記述に沿っての修正に加え、「第三章 揺れて漂う平成史」が書き下ろされたものだ。著者は、放送作家・作家の藤井青銅氏。