だれかに話したくなる本の話

約430年前は「ダメな土地」だった江戸。それを変えた一大事業とは

『家康、江戸を建てる』(祥伝社刊)

今から約430年前の東京は、一面湿地で人が住めるような状態ではなかった。 このダメな土地を変えたのが徳川家康だ。

1590年、豊臣秀吉は関八州を支配下に置く北条氏を滅ぼし、家康を東海地方から関東地方に移封した。現在の東京都である江戸一帯は、ほとんどが低湿地。とても都市にするには向いていない土地だった。しかし、家康はここを都市にしようとしたのだ。

家康、江戸を建てる

家康、江戸を建てる

究極の天下人の、日本史上最大のプロジェクト。