中小企業従業員の「賃金の不満」 解決法をまちがえると大惨事に?
賃金が上がりにくいと言われているなかで、自分の給料に不満を持つ人が増えていることは想像に難くない。
特に中小企業は一般的に大企業よりも賃金が低く抑えられがちである。
『小さな会社の〈人を育てる〉賃金制度のつくり方 「やる気のある社員」が辞めない給与・賞与の決め方・変え方』(山元浩二著、日本実業出版社刊)によると、従業員100人未満の中小企業の平均年収は379万円。
これは東証一部上場企業の従業員の平均年収665万円はおろか、従業員1000人以上の企業の平均年収である500万円と比べてもかなり低い。