役に立たない「リサーチ」と「データ分析」はなぜ生まれるのか?
現代のビジネスにおいて、必要不可欠なものとなった「マーケティングリサーチ」と「データ分析」。
価値観の多様化や変化のスピードの高速化に企業側が振り回されないよう、市場を客観的に捉え、課題の解決策を見出し、適切に手を打っていくことがビジネスの成功につながることは、誰もが理解できるところだろう。
しかし、これに失敗してしまう企業も多い。リサーチで膨大なコストをかけてしまった、データを取ったのにビジネスに全く使えなかった等である。
そうした企業の課題に解をもたらすのが、株式会社マクロミル上席執行役員・中野崇氏の著書『マーケティングリサーチとデータ分析の基本』(すばる舎刊)だ。本書はインターネットリサーチやインタビューといったリサーチの方法だけでなく、失敗しないデータ分析をするための考え方を教えてくれる一冊。
マクロミルはまさにリサーチとデータ分析を提供する企業だが、なぜ中野氏はそのノウハウを本にまとめようとしたのか? そして、ビジネスで成功を収めるためのリサーチとデータ分析の方法とは? 中野氏にお話をうかがった。