だれかに話したくなる本の話

創刊94年『子供の科学』の伝統を支える「分かりやすさ」を生む技術とは?

『子供の科学』編集長の土舘建太郎さん

1924年(大正13年)創刊という古い歴史を持つ子ども向け専門雑誌があるのをご存知だろうか。
『子供の科学』(誠文堂新光社刊)だ。

子どもに最先端の科学を分かりやすく面白く伝えてきた本誌は、科学・技術界の著名人・研究者にも読者の「OB・OG」が多い。

この『子供の科学』を母体に生まれた単行本シリーズ「子供の科学★ミライサイエンス」には、テクノロジーについてまったく知識がない人に向けて書かれた入門書が連なっており、「コンピューター」「プログラミング」、そして5月22日には第3弾『統計ってなんの役に立つの?』(涌井良幸著)が出版予定だ。(ラインナップはこちらから

本誌94年の伝統を支えてきた「分かりやすく説明する」技術は一体どのようなものなのか。編集長の土舘建太郎さんにお話をうかがった。

(取材・文:金井元貴)