だれかに話したくなる本の話

研修や教育で人は育たない!中小企業に効果的な人材育成の仕組みとは?!

『図解 3ステップでできる 小さな会社の人を育てる「人事評価制度」のつくり方 CD-ROM付』(山元浩二著、あさ出版刊)

今も昔も、中小企業経営者の悩みは人材育成である。

売上や利益でも悩むだろうが、そうしたお金の悩みが行き着く先は、結局は人だ。
経営者の考え方やビジョンを深く理解して、その実現に動くことができる人材、つまりは自分の代わりになってくれる人材がいれば、売上も利益も(経営者の舵取りが間違っていなければ)上がっていくはずのものだからだ。

ここで問題になるのは「経営者のビジョンを理解し、共鳴する人材をいかに作るか」ということ。
これはとても難しい問題のように思えるが、案外そうでもないのかもしれない。少なくとも、人材育成についてのロングセラー『図解 3ステップでできる 小さな会社の人を育てる「人事評価制度」のつくり方 CD-ROM付』(山元浩二著、あさ出版刊)で提示されている方法はシンプルなものである。

図解 3ステップでできる 小さな会社の人を育てる「人事評価制度」のつくり方 CD-ROM付

図解 3ステップでできる 小さな会社の人を育てる「人事評価制度」のつくり方 CD-ROM付

本書では、中小企業で理想の組織が実現できる「ビジョン実現型人事評価制度」という仕組みづくりと、その実践方法を3つのSTEPで解説しています。
「ビジョン実現型人事評価制度」を運用すると、次のような効果が期待できます。

・将来を担ってくれるリーダーが育つ
・社員全員が経営理念や方針にそって成長する
・ほしい人材が採用できる
・会社のビジョンが実現できる

なぜならこの制度には「理念やビジョンが社員に浸透する」「人材の成長サイクルが自然とまわるようになる」という2つの大きな特徴があるからです。
理念やビジョンが浸透すれば、社長と社員全員が同じ目的目標に向かって仕事に取り組みます。
人材の成長サイクルがまわっていくことで、社員は成長意欲をもって、自ら学び、課題にチャレンジしながら成長します。そして、それが会社の成長にもつながります。

読めば必ず課題解決のヒントが見つかります。
中小企業の社長、リーダーの方々に手に取ってほしい一冊です。