日本企業の生産性を劇的に上げる“デジタルトランスフォーメーション経営”とは何か
耳の痛い話だが、日本は「特にサービス産業のの生産性が低い」「イノベーションを起こすのが苦手」と言われている。
日本生産性本部のデータによれば、2015年の日本の労働生産性の順位は世界20位。これはG7中最下位クラスであり、順位は過去6年間ほとんど変化がないという。
一方で、生産性向上のツールは急速に発展している。昨今のテクノロジーの進歩は目を見張るものがあるが、企業全体でIT技術の導入に取り組むことが、生産性向上、そしてイノベーションを生み出す風土作りを促進することに間違いはない。
そんな今、ビジネスの世界を席巻しているのが「デジタルトランスフォーメーション」だ。
これはスウェーデンの大学教授によって2004年に提唱された概念で、「IT(情報技術)の浸透が、人々の生活のあらゆる面でより良い方向に変化させる」という未来を明示したものである。