タイムリミットは26歳!「お金に困らない人生」を手に入れろ
お金が理由でやりたいことを諦めなければいけなかった経験は、きっと多くの人が持っているはず。できることなら、そんな経験はしたくないものです。
自分も家族もやりたいことをやる人生をどう手に入れるか。『26歳の自分に受けさせたいお金の講義』(安江一勢著、すばる舎刊)によると、タイムリミットは26歳。この年齢でお金についての知識を蓄え、お金との付き合い方を覚えれば、今はお金持ちではなくても「お金に左右されない人生」は、きっと手に入ります。
■なぜ26歳という年齢が「お金に左右されない人生」のために大切なのか
お金のことを考えるということは、人生のことを考えるのと同義です。
26歳でお金のことを考えておくと、その後の人生がとてもラクになります。そして楽しくなります。幸せになることもできます。(『26歳の自分に受けさせたいお金の講義』P12より)
結婚、転職、出産、起業など、人生には様々な転機があり、多くの選択を迫られます。こうした「選択の時」が多く訪れるのが26歳前後。そして、これらにはいずれもお金が必要です。だからこそ、この年齢でお金について考えておくことがその後の人生に役立つのです。
たとえば、今しきりに「貯蓄から投資へ」ということで、投資の必要性が叫ばれ、投資意識の啓発が行われているのはなぜでしょうか?
もちろん、そこには長年老後の資金の支えとなってきた年金制度が立ち行かなくなっているという事情もあります。ただ、「銀行預金の金利がほとんど0%になり、お金を銀行に預けておいてもお金が増えることはないばかりか、預金引き出しの手数料を考えるとマイナスになってしまう時代になった」という事情も。
また、世の中のモノやサービスの価格は絶えず少しずつ上がっています。今1万円で買えるものは、10年後は1万円では買えない、というのが経済の常識。となると今の預金額の価値は将来的に目減りしていくということです。これが「とりあえず預金を」ではなく「投資で手持ちの資金を増やすことを考えよう」という風潮が世の中に広がっている理由なのです。
・20代は保険をどんな観点で選ぶべきか?
・投資はいつ、どんなものから始めるべきなのか?
・なぜNISAは「国からのプレゼント」なのか?
・なぜ給与明細をチェックするべきなのか?
・給料から税金がどれだけ引かれているのか?
・老後のための貯金は必要なのか?
・リボ払いはなぜ「最悪の借金」なのか?
・クレジットカードの持ちすぎは何がいけないのか?
・奨学金は早めに完済した方がいいのか?
・マイホーム購入は目指すべきなのか?
・マイホームを買うならどんなタイミングで買うべきなのか?
・結婚式にかけるお金は無駄なのか?
・子育てにはどれくらいお金がかかるのか?
・FIREは本当に幸せなのか?
お金と人生にまつわるこんな疑問への自分なりの答えを持っている20代はけっして多くはありません。しかし、これらの疑問について考えて、自分の意見を持つことで、お金との付き合い方は変わっていきます。
本書はお金と人生について考えるのに最適の教材です。