だれかに話したくなる本の話

「目の前の患者を最優先」をやめたクリニックで起きた変化

『がんばらない小さなクリニックの経営戦略』の著者・來村昌紀さん

患者は多いのに人手は少ない。
そんな状況下でも医療の質は落とせない。
診察だけすればいいわけではなく、雑務や事務もある。

そんな苦しい毎日に、医師もスタッフも疲弊しているクリニックは多い。今はなんとかなっている。でも5年後、10年後は…?

千葉市内で「らいむらクリニック」を運営する來村昌紀さんは著書『がんばらない小さなクリニックの経営戦略』(クロスメディア・パブリッシング刊)で小規模クリニックが置かれた現状と、その打開策について綴っている。

目の前の患者に全力を傾けるのが医療従事者の使命。でもそれだけでは医師も看護師も潰れてしまう。そんな状況に來村さんはどう対処したのか。医療現場の今がわかるインタビューの後編である。

がんばらない小さなクリニックの経営戦略

がんばらない小さなクリニックの経営戦略

完全予約制で年間150日休めるクリニックの作り方。

「東洋医学と西洋医学を融合し、みんなを美しく、元気で、笑顔に!!」を理念に掲げる「らいむらクリニック」。千葉市で落下傘開業した著者が売上追求路線を改めて、省力化・完全予約制を導入して年間150日休めるクリニックに路線を変更。がんばらなくても売上を確保するノウハウ。さらにジョイントベンチャーやコラボレーションで「世界を変える!」ビジョンの実現を目指す経営戦略を明かします。