「目の前の患者を最優先」をやめたクリニックで起きた変化
患者は多いのに人手は少ない。
そんな状況下でも医療の質は落とせない。
診察だけすればいいわけではなく、雑務や事務もある。
そんな苦しい毎日に、医師もスタッフも疲弊しているクリニックは多い。今はなんとかなっている。でも5年後、10年後は…?
千葉市内で「らいむらクリニック」を運営する來村昌紀さんは著書『がんばらない小さなクリニックの経営戦略』(クロスメディア・パブリッシング刊)で小規模クリニックが置かれた現状と、その打開策について綴っている。
目の前の患者に全力を傾けるのが医療従事者の使命。でもそれだけでは医師も看護師も潰れてしまう。そんな状況に來村さんはどう対処したのか。医療現場の今がわかるインタビューの後編である。