だれかに話したくなる本の話

あなたの会社は大丈夫? 「ダメな働き方改革」の実例

あなたの会社は大丈夫? 「ダメな働き方改革」の実例(*画像はイメージです)

働き方改革が叫ばれ、企業が対応に乗り出したところにコロナ禍が直撃し、テレワーク化の波が一気にやってきた。ただでさえ残業時間の削減や有給休暇の取得率改善に取り組んでいるさなかに、自宅で働く社員の労務管理をどうするかが問われ、テレワークにマッチするように既存の評価制度の見直しも必要になる。働く方も大変だが、会社も大変だ。

ただ、「働きやすさ」は会社にとって最高の武器にもなる、としているのが『働きやすさこそ最強の成長戦略である』(大槻智之著、青春出版社刊)だ。社員一人ひとりが働きやすい環境を整えることは、巡り巡って会社が成長するための原動力になる。

働きやすさこそ最強の成長戦略である

働きやすさこそ最強の成長戦略である

「いま、どんな業種の企業であれ、共通するひとつの最強の成長戦略にたどり着きました。それが、雇用主・労働者の双方にとってメリットのある“真の意味での働きやすさ"を実現することです」。著者は、社員の幸福度と会社の業績には密接な関係がある、と説きます。500社を顧客にもち、年間相談件数7000件の日本最大級の社労士事務所の代表が、社員と会社の関係が好循環でまわりだす極意を徹底解説。20年以上にわたり、さまざまな労務トラブルを解決してきたなかで知り得た生きた知識を、多くの実例とともにあますことなく伝えます。