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【「本が好き!」レビュー】『エーリッヒ・ケストナー こわれた時代』クラウス・コルドン著

提供: 本が好き!
【「本が好き!」レビュー】『エーリッヒ・ケストナー こわれた時代』クラウス・コルドン著

(この記事は、書評でつながる読書コミュニティ「本が好き!」レビュアーのRokoさんによる書評です。

児童文学作家として知られるケストナーの生涯を、本人の言葉の引用などを通して描いた伝記。ドイツ児童文学賞受賞作。『ケストナー ナチスに抵抗し続けた作家』(1999年刊行)の新訳。

母の期待に応え、優等生ぶりを発揮した子ども時代。作家、詩人、ジャーナリストなど多方面で文筆活動をこなし、精力的に活躍した二十代。一転、ナチ政権下で執筆を禁じられ、命の危険にさらされながらも生きのびた第二次世界大戦。そして、戦後は、ドイツ・ペンクラブ会長として活躍し、平和を訴えつづけた。
本書はまた、母親との強い絆、出生の秘密、恋人との関係など、プライベートもつまびらかにする。
運命に翻弄されながら時代を見つめ、人はどう生きるべきかを問いつづけたケストナーの人生にせまる一冊。

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エーリッヒ・ケストナー こわれた時代

エーリッヒ・ケストナー こわれた時代

児童文学作家として知られるケストナーの生涯を、本人の言葉の引用などを通して描いた伝記。ドイツ児童文学賞受賞作。『ケストナー ナチスに抵抗し続けた作家』(1999年刊行)の新訳。