コロナ禍で注目のAmazon輸入 うまくいく人と行かない人の違いは?
新型コロナウイルスの感染拡大で自分の仕事に影響があった人はもちろん、特に影響を受けなかった人も、今回のコロナ禍で自分の生活をどう守るかについて考えたはず。
給料は給料でもちろん必要なもの。だけど、それだけでいいのだろうか?
収入を得る場所が複数あれば、それだけ予想外の事態に強くなるかもしれない。それが時間や手間をかけず、状況を選ばないものであればなおさらだ。竹内亮介氏による『いちばん儲かる!Amazon輸入ビジネスの極意【第2版】』(秀和システム刊)は、Amazonのプラットフォームを利用した輸入ビジネスのノウハウを解説した一冊。自宅でできること、そしてAmazonのサービスを使うことで、発送や梱包に煩わされることないという手軽さが魅力だ。
今回は竹内氏にお話をうかがい、このビジネスを取り巻く環境と、利益を出すためにやるべきこと、知るべきことを語っていただいた。後編ではこのビジネスでうまくいく人とそうでない人の違いがテーマである。
■Amazon輸入ビジネス うまくいく人と行かない人の違いはここだ
――今回の本は目指す月収ごとに章分けされています。求める月収が増えれば、それだけ手間も増えていくのでしょうか。
竹内:必ずしもそうとは言えません。最初は慣れないなかで儲かる商品や安定的な取引先を見つけますから、どうしても手間はかかりますが、そこさえクリアできれば、月収を増やしても同じだけ手間が増えたりはしません。慣れてくれば余計な手間は省けますし、基本的には儲かる商品を見つけたら、それを繰り返し仕入れて売るので。
――主な輸入元はアメリカになるんですか?
竹内:いろんな方がいて、ヨーロッパのAmazonで商品を仕入れる方もいるのですが、最初はアメリカをおすすめしています。
――竹内さんがAmazonビジネスを始めた頃と比べると、参入者が増えましたし、すでに儲かる商品には取引業者がたくさんいて新規参入は難しいのではないかと思ったのですが、Amazon輸入ビジネスにはまだ新規参入する余地はあるのでしょうか?
竹内:参入される方が増えた以上に、市場が広がっているので、まだまだ稼ぐ余地はありますし、むしろまだこのビジネスは始まったばかりなんです。今後10年、20年というスパンで拡大していくビジネスですから、チャンスはたくさんあります。
――このビジネスで考慮すべきリスクは、在庫を抱えすぎることですか?
竹内:最大のリスクかはわからないですが、在庫をリスクと捉える人もいます。あとはやはり偽物をつかまされることでしょうかね。だから、信頼できる取引先を見つけたり、メーカーから直接仕入れるようになることが大切なんです。
――竹内さんが輸出より輸入をすすめる理由はどんな点にありますか?
竹内:輸出がダメというわけではなくて、稼ごうと思えばどちらでも稼げます。個人的には世界中にあるいいものを日本で売るということにすごく魅力を感じています。
一つ言うなら、輸出の方が海外でトラブルになった時の対応が大変です。特にアメリカは訴訟社会なので。
――竹内さんはこのビジネスのコンサルタントとして、後進の方々にノウハウを教えています。教え子の方々にも筋のいい人とそうでない人がいるかと思いますが、違いはどんなところにあらわれますか?
竹内:正直センスとか感覚はあまり必要ありません。データを見てリサーチしてその通りに仕入れるということをどれだけ忠実にできるかだと思っています。そこに自分の感性を入れてしまう人ほどうまくいかない印象があります。まずはデータ通りにやってみるということをおすすめします。
――自己流の目利き禁止、センス禁止という。
竹内:最初のうちはとくにそうです。上級者なら最終的にセンスが身についてくるものかもしれませんが。
――Amazon輸入ビジネスで、新型コロナウイルス流行の影響で売れるようになった商品や売れなくなった商品がありましたら教えていただきたいです。
竹内:あまり意外性はないかもしれませんが、除菌グッズや体温計は売れていますし、あとはステイホームグッズというか、家電やおもちゃ、ゲームなども好調です。あとはフィットネス関連の商品とか。
――コロナで売れなくなったものはありますか?
竹内:人と会う機会や外出が減りましたから、化粧品、アパレル関連でしょうね。といっても、もともとAmazon輸入のビジネスで化粧品は薬事法に引っかかる商品ジャンルだし、洋服もそんなに売れていたわけではないので、コロナの影響で大きく売れ行きが落ちたかというとわからないのですが。
――最後に、Amazon輸入のビジネスについて興味を持っている方に一言メッセージをいただければと思います。
竹内:Amazonビジネスはこれからも拡大していくものです。私のコンサル生でも月収100万円以上の方は続出しているので、ご興味ある方はこの流れにのっていただければうれしいと思います。本を読んで実践して、実践したらまた本に戻り、そしてまた実践するというように、繰り返し読んで活用していただきたいですね。
(新刊JP編集部)