だれかに話したくなる本の話

危機でも成長し続ける会社と、危機に対応できない会社。その違いはどこにある?

『人間心理を徹底的に考え抜いた「強い会社」に変わる仕組み』(日本実業出版社刊)

リクルート、ファーストリテイリング、ソフトバンク。
この3つの日本を代表する企業は、多くの会社の「お手本」とされる存在だ。それぞれのマネジメントや仕組み・制度、フレームワークを解説する本も数多く出版されている。

会社が危機に瀕したとき、まずは成功している企業のやり方を学び、それを取り入れるという手段は定石と考えるかもしれない。しかし、単純に他社の成功事例を取り入れても、自社と合わなかったり、うまく機能しなかったりすることも多い。そもそも冒頭にあげた3社でさえ「さまざまな危機を乗り越えて成長し続けている」という共通点はあるが、3社を解剖すると、業態もビジネスモデルも、そして内部のマネジメントの方法もそれぞれ異なることがわかる。では、まずそれぞれどのような特徴があるのだろうか?

人間心理を徹底的に考え抜いた「強い会社」に変わる仕組み

人間心理を徹底的に考え抜いた「強い会社」に変わる仕組み

リクルートで組織戦略を学び、ユニクロ、ソフトバンクで経営トップとともに実践した「どの会社でも使える組織変革のフレームワーク」を初めて明かす。