だれかに話したくなる本の話

「公式発表はどれもこれもウソ」と訴える陰謀論者の頭の中とは

「公式発表はどれもこれもウソ」と訴える陰謀論者の頭の中とは(*画像はイメージです)

私たちが、日々触れている膨大な情報の中から、真実らしきものを見抜き、起きていることの全体像を把握することは、年々難しく、そして手間がかかるようになっている

インターネットやSNSは情報発信のハードルを下げたが、その副作用が、フェイクニュースや断片的な情報をつぎはぎして作りあげた陰謀論が飛び交う今のウェブ空間である。

特に陰謀論は、「ケネディ大統領の暗殺はCIAによるもの説」「月面着陸は捏造説」「ダイアナ妃は事故死ではなく殺害された説」など、古くから存在している。今はそれが可視化されやすくなったことで、様々な人の目に止まり、拡散力が増したということなのだろう。今も昔も変わらないのは、陰謀論のとりこになってしまう人の心理である。

賢い人ほど騙される 心と脳に仕掛けられた「落とし穴」のすべて

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秘密結社イルミナティ、ケネディ暗殺の“真相”、アポロ月面着陸疑惑、反ワクチン運動、911の“真犯人”探し…人はなぜありえない陰謀論を信じ、フェイクニュースを鵜呑みにしてしまうのか?頭脳明晰で知的な人ほど落とし穴にハマるそのわけを、10年以上陰謀論を研究する心理学者が解き明かす。