だれかに話したくなる本の話

印象派画家モネと薄幸の妻カミーユ 作家が語る2人の「微笑ましいエピソード」

『マダム・モネの肖像 文庫改訂版』(幻冬舎刊)

美術史において、フランスにおける19世紀後半の印象派の登場は重要な分岐点だった。その旗手だったのが、画家のクロード・モネである。

モネには2人の妻がいた。1人は若き日の貧困時代を支えた「早世の」そして「薄幸の」妻カミーユ。そして、カミーユの死後、再婚したアリス。
『マダム・モネの肖像 文庫改訂版』(松井亜樹著、幻冬舎刊)は、モネの最初の妻であるカミーユを主人公に、夫婦の波乱に満ちた日々、そして印象派勃興の軌跡を描いた小説だ。

残されている資料が少ないと言われるカミーユ。しかし、かの有名な『散歩・日傘をさす女性』をはじめ、モネの初期の数多くの作品でモデルとなっている。では、モネとカミーユはどんな夫婦生活を送っていたのか?
本作を執筆した作者の松井亜樹さんにお話をうかがった。

(新刊JP編集部)

マダム・モネの肖像(文庫改訂版)

マダム・モネの肖像(文庫改訂版)

フランス激動の時代に、「印象派」を主導した画家・モネを愛し、支えた、一人の女性の物語。