だれかに話したくなる本の話

コロナ後のビジネスで中小企業が勝つために必須の経営戦略とは?

『「小が大に勝つ逆転経営」―弱者19社を業績向上させた社長のランチェスター戦略―』(福永雅文著、日本経営合理化協会出版局刊)

コロナ禍で経済活動が停滞するなか、業績悪化に苦しむ企業は今後さらに増えていくことはまちがいない。

ただ、こうした社会環境の変化に弱音を吐いてばかりではいられないのが経営者である。どんな社会になろうとも、会社を守り、発展させていくのが経営者の責務。「コロナ後」の社会の需要と商機を睨んで、自社の戦略を考え直しておくべきタイミングは、今だ。

『小が大に勝つ逆転経営』―弱者19社を業績向上させた社長のランチェスター戦略―

『小が大に勝つ逆転経営』―弱者19社を業績向上させた社長のランチェスター戦略―

ランチェスター戦略は中小企業に向いている数少ない経営戦略理論です。なぜ、向いているのか。

第1に、「小が大に勝つ弱者逆転」に重点を置いた戦略思想だからです。
第2に、シェアなどの数値目標があることです。観念的・情緒的な概念ではなく、具体的な数値で物事を判断していきます。
第3に、実務体系があることです。理論で終わりではないから本当に使えるのです。

そのためこの戦略は、業界・業種・業態・規模を問わず、すべての企業に導入可能であり、その応用範囲は無限と言えます。

類書との違いは、本書は筆者が実際に行った中小企業のコンサルティング事例をふんだんに用いながら、ランチェスター戦略を実践する勘どころを社長向けに解説しているところです。
ますます激化する競争の中で自らの会社を生き残らせるために、「小が大に勝つ」ランチェスター戦略をよく理解し、自らの情報を検討し、自らの意思によって自ら戦略をたて、陣頭にたって推進するために、本書をご活用ください。