だれかに話したくなる本の話

経理・会計業務に携わる人のキャリアを変える「社外CFO」という新しい道

『社外CFOになって、たちまち年収1200万円を稼ぐ方法』(すばる舎刊)の著者、長友大典さん

日本企業の99.7%を占める中小企業。
経営者たちは、日々「お金の見通しをどう立てるか」という壁に直面しています。
そのため、会社を成長させたいと願う一方で、事業や会社の状況を客観的に見てアドバイスをくれる「伴走者」を求めています。

そこで今、新たなキャリアとして注目されているのが、「社外CFO(最高財務責任者)」です。「社外CFO」とは経営者の伴走者となるのですが、中小企業の多くはこうした役割を担う人材がいないという問題があります。

『社外CFOになって、たちまち年収1200万円を稼ぐ方法』(すばる舎刊)は、経理・会計の経験者や税理士事務所での業務経験者などが、「社外CFO」として経営者を支える存在になれるとしています。

今回は本書の著者で、自身も社外CFOとして活動している長友大典さんにお話をうかがい、今中小企業経営者が求めている人材や、「経理・会計」と「財務」の違い、社外CFOに求められる資質などについて語っていただきました。

社外CFOになって、たちまち年収1200万円を稼ぐ方法

社外CFOになって、たちまち年収1200万円を稼ぐ方法

CFOとは、「最高財務責任者」のこと。
社外CFO(CFO代行)とは、社外の中立的な立場から、「中小企業の社長の財務面の相談相手」となることで、月額50万円以上の報酬を見込めるビジネスである。
その専門性から一見、税理士や公認会計士など士業やコンサルタントにしかできない仕事に思われるが、実は、そうした資格を持たない人であっても、お金の仕事に適性さえあれば誰でも始められる仕事である(もちろん、資格があればより有利)。実働時間も短いことから、副業として取り組むことさえ可能だ。
事実、本書の著者もこれといった資格は持たず、また別のビジネスの経営者としても働きながら、月額50万円の社外CFOの契約を5社と同時に結んでいる。
本書は、「高単価」「高付加価値」であり、大いなるブルーオーシャン市場でもある、そんな社外CFOになるためのノウハウを惜しげもなく紹介する1冊だ。通常、著者が80万~150万円で提供している講座「中小専属CFO養成アカデミー」の内容を公開し、高単価なセールスやコンサルティングに自信がない方に向けて、“コンサルティングの進め方”、“銀行からの資金調達の具体的な進め方”、“紹介の仕組みづくり”、“高単価セールスの実践手法”までを懇切丁寧に網羅・解説している。
これらのノウハウを身につけて、2件から社外CFOとしての受注ができれば、本書のタイトルに示すように月額50万円X12ヶ月X2社=年収1200万円を実現できる。
あとは、一歩を踏み出す読者の覚悟と決断次第である。読者諸氏の、奮起を願っている。

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