不安を増幅させ生きづらさを感じさせる「脳のクセ」とは?
「正解」がなく、変化が速く、先を予測するのが難しい。
私たちが生きる現代はこんな風に評される。そして、そんな時代で生きていくために、考え方や生き方、行動様式を変えなければならないとも言われる。
時代が変われば必要とされる能力や資質も変わる。その変化についていくことが求められているのはわかるのだが、どうやって変わっていけばいいのかわからない。だから、私たちの多くは漠然とした不安を抱えて生きている。
「正解がない」と言われても、何もかもがうまくいく正解がどこかにあるのではないか、と考えてしまうものだし、物事がうまくいかなければ、自分がどこかでミスを犯したのだと考えてしまったり、ついつい周りと合わせてしまうのが人間というもの。だが、実はそれは人間の脳が本来的に持っている「クセ」によるものなのだそう。
私たちを支配し、振り回す「脳のクセ」から自由になり、逆に脳の手綱を自らが握ることでVUCA時代を生き抜くことができる。『脳マネジメント 脳を味方にして独自性と創造性を発揮する技術』(秋間早苗著、クロスメディア・パブリッシング刊)はそんなことを教えてくれる一冊だ。