だれかに話したくなる本の話

多くの企業が認識できていない人事評価制度の本当のゴールとは?

『中小企業のための人事評価の教科書』著者の宮川淳哉氏

多くの企業で人事評価制度が取り入れられているが、その中には形骸化してしまい、期末になると現場に負担をかける「儀式」となってしまっているケースも多い。

では、何のために人事評価制度があるのか。
経営コンサルタントとして150社を超える企業の人事制度の構築・運用に携わってきた宮川淳哉氏は著書『中小企業のための人事評価の教科書』(総合法令出版刊)の中で、その真の目的を説き、どのように制度を構築し運用すればいいのかを解説している。

ここでは宮川氏へのインタビューを行い、人事評価のあり方、考え方から、いかにして人事評価制度をマネジメントツールとして機能させるか、そして本質ともいえるマネジメントについてお話をうかがった。

(新刊JP編集部)

中小企業のための人事評価の教科書 制度構築から運用まで

中小企業のための人事評価の教科書 制度構築から運用まで

テレワークやジョブ型雇用の時代でも人事評価の本質は変わらない!
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企業の人事評価のあり方が大きく変わろうとしている。
残業などを抑制する「働き方改革」の実施、会社以外の場所で勤務する「テレワーク」の推進、そして職務内容を明確に定義したうえで必要な人材を採用する「ジョブ型雇用」への転換など、従来のマネジメントとは異なる制度への移行が叫ばれている。
しかし、本書著者の宮川氏は「多くの日本企業は見かけのトレンドに振り回されて、何のために人事評価を行うのかという本来の目的に真正面から取り組んでこなかった」と主張する。
ベテラン人事コンサルタントが長年のキャリアに基いて書き下ろした、新時代に真に役立つ人事評価のテキスト。