だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1509回 「あなたがどんな状況でも成功する8つの性格」

本書は、ウェルスダイナミクス理論を基盤にした、あなただけの“成功パターン”を見つけるための一冊です。自分の強みを発揮できる仕事を見つけ出して、一極集中で戦うことで、この流れの速い現代社会においても、あなたの価値を高め、成功を手にすることができるのです。まずは、あなたのプロファイルを知ることからスタートです!

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概要

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◆この本をひと言でまとめると  「自分の能力を活して働く方法を見つけるための本」

◆著者について  鹿野浩史(かのこうじ)さんは、インターネットやDMなど、様々な集客法の開 発を専門に行っているコンサルタントの方です。2012年時点では、ビジネスコン サルティング会社や、広告代理業など、計6社の代表取締役兼社長として、会社 経営も行っています。

◆おすすめの読者  ◎自分の力をもっと発揮して仕事をしたいと考えている方  ◎人の性格やビジネスでの行動パターンを把握してチーム作りに役立てたい方  ○ビジネス人生や、自分自身に漠然とした不安を持っている方

成功への近道を選んであるく方法

 鹿野さんは今回の本で、「自分の強みを知って、仕事で生かすための方法」を 教えてくれます。それは、「ウェルスダイナミクス」という理論に沿っているの だそうです。

 「ウェルスダイナミクス」とは、すこし仰々しく感じられるかもしれませんが、 「人間を8つのプロファイルに分類して、それぞれのタイプは、どんなことが得 意で、どんなことが不得意なのかをまとめて体系化したもの」です。本そのもの は、性格判定のように、気軽に楽しくページをめくれると思います。

 日本風に言うと「適材適所」という言葉を使った方がしっくりくるでしょうか。

 鹿野さんは、現在は6つも会社を経営して財を築いた方です。しかし、7年前 までは、月収15万円の地方サラリーマンで、仕事ができる方かといえばそうでは なく、「お前はどこへ行っても通用しない」なんて言われてしまうこともあった んだそうです。

 そこで鹿野さんは「どうすれば自分は仕事が上手くいくのか」考えました。

 皆さんも、日々、自分の仕事を振り返ったり、反省したりすることがあると思 いますが、どんな風にしていますか?

 ・自分のダメなところを列挙して弱みを克服する  ・ライバルに負けているところを強化する  ・できないことをできるようにする。    こんな方法も「アリ」でしょう。  しかし、鹿野さんはこんなことを考えたんです。

 「今の時代、弱みを克服することに力を注いで他人に並ぶ次代ではないな。時   間と労力が多くかかり成果も期待できない、無駄な努力そのものだ。そうで   はなく、強みを強化して他人よりぬきんでないと生き残れないのではないか」

 弱みを補強するより、強み(伸び代の大きいところ)を鍛えることに注力する、 こんなことを考えて導き出した答えは、とてもシンプルなものでした。

 ・自分の勝てるポイントで勝負すること  ・自分の力を見極めて、無駄な努力を繰り返さないこと  ・周囲の人の自分への評価に惑わされないこと  ・自分のいちばんの理解者は自分であることに気づくこと

 そして次のステップとして、「自分の勝てるポイント」「戦い方」を判定して いくわけですが、ここで、「ウェルスダイナミクス理論」が出てきます。

矢島雅弘のプロファイルは?!

 「あなたはどのプロファイルなのか?」(P38〜)

 プロファイルは8パターンで構成されます。

 1.想像力タイプ(クリエイター)  2.行動力タイプ(スター)  3.情熱タイプ(サポーター)  4.人脈形成タイプ(ディールメーカー)  5.相場眼タイプ(トレーダー)  6.知識蓄積タイプ(アキュムレーター)  7.分析タイプ(ロード)  8.改善完璧主義タイプ(メカニック)

 これらのそれぞれに、「強み」「弱み」のチェック項目があって、それにチェ ックを入れていくことで自分のタイプを知ることができます。

 ちなみに僕は、想像力タイプ「クリエイター」でした。

 ○クリエイターの強みとしては、   理想主義、想像力がある、楽観的、周りの人たちに活気を与える、など。

 ○弱みとしては、   時間の意識に欠ける、まわりの人たちの達成能力を楽観視しすぎる、など。

 そしてクリエイタータイプだとわかった僕は、次に何をすればいいのか?! というところですが、鹿野さんは、各プロファイルが、自分の価値を上げる行動 というものを簡潔にまとめています。

クリエイタータイプはどんな行動をすれば良いのか

 ◆たとえば、クリエイタータイプの人なら、概ね次のような行動となります。

   クリエイターは創造力を働かせているときに能力が覚醒され本領が発揮さ   れます。とはいえ創造力を常に発揮し、最初からお金を得られる状況となる   ことは、そうひんぱんにはありません。クリエイターが最初にやるべきこと   は、あなたをサポートし、アイデアや企画を実行してくれるチームを作り上   げること、すなわちあなたの味方となってくれる人脈を探すことにあります。   そしてチームを作るためには、あなたがやっていることを多くの人にアピー   ルする必要があります。    成功しているクリエイターはあらかた、資金提供者や支援者を何人か抱え   ていて、電話一本で新たな資金の提供や人脈の提供などのサポートを得てい   ます。最初は難しいかもしれませんが、多種多様な人と会い、あなたが創造   するものをアピールしていき、あなたが生み出すものはビジネスになるとい   うことを認識させることが重要です。またあなたが生み出したものを売り込   んでくれたり、市場に出したりすることができる人脈を築くことも重要とな   ってきます。(P132〜133より抜粋)

 このような形での具体的なアドバイスも本書には含まれています。  しかし、ビジネスで成功を収めるためには、単に性格的なことを知るのではな くて、「ビジネスの場面でその人がどのような行動パターンをとるか」というも のを理解する必要があります。

 プロファイルの活用の仕方については、他にも色々と注意点がありますので、 本書を参照するようにしてくださいね。

◆まとめ  世の中には「成功パターン」を説いた本は山ほどありますが、それが自分に合 った方法かどうかを考えた上で実践しないと成果にはつながりません。でも、「 果たしてこの方法は自分に合っているのか……?」と考えても、なかなか客観的 に判断するのはむずかしいですよね。そんなときに本書を参考にしてみるのもよ いかもしれません。

あなたがどんな状況でも成功する8つの性格

20代が組織でサバイバルするルール(ひとつ前の新刊ラジオを聴く)

あなたがどんな状況でも成功する8つの性格

あなたがどんな状況でも成功する8つの性格

本書は、ウェルスダイナミクス理論を基盤にした、あなただけの“成功パターン”を見つけるための一冊です。自分の強みを発揮できる仕事を見つけ出して、一極集中で戦うことで、この流れの速い現代社会においても、あなたの価値を高め、成功を手にすることができるのです。まずは、あなたのプロファイルを知ることからスタートです!