新刊ラジオ第1479回 「光になった馬。―たったひとつの― 」
ラジオから聞こえてきたひとつのストーリー。それは、インターネット上で作者探しが起り、大きな話題となった物語です。歌手のEPOさんが、自身の生き方を重ね、涙したという3匹の馬が登場する、切なくも温かいストーリー。役者・セラピストの宮川雅彦氏の朗読CDも付いた絵本です。
読む新刊ラジオ 新刊ラジオの内容をテキストでダイジェストにしました
ラジオで流れたエピソードの作者探しがはじまり・・・
今日は、一冊の絵本が出版されるまでに起きた、ひとつのエピソードをご紹介したいと思います。
ある日、ひとつの物語がラジオに流れました。 どこかの牧場に生まれた3匹の子馬。一番上と2番目の馬は、足が速い、体が大きいなどの特徴があったので、大人になるとすぐに仕事を与えられましたが、3番目の馬は体が弱かったので、頭をなでられるばかりで仕事ができず、“自分が何の役にも立てない”ことを悲しく思っていた。ある日、3番目の馬は天国に召されてしまうが、その時、何もできない自分でも愛されていたことを知る・・・。というお話です。
この3匹の会話が醸しだす切なさや、聞き終えて、何とも言えない悲しさと、温かさ残るストーリーが、東日本大震災でお子さんを失くされたリスナーの心に刺さり、インターネット上の投稿サイト「発言小町」で作者探しが始まったのです。
「お話を探しています」。
そのお話は、歌手のEPOさんが創作した童話『光になった馬。』でした。 今日は、著者のEPOさんをお招きして、ご紹介してまいります。
● 著者プロフィール EPOさんは、日本の歌手。1980年『DOWNTOWN』でデビューし、当時の人気番組「オレたちひょうきん族」のエンディングテーマとしてヒットを飾ります。その後、『うふふ』をはじめ、数々のCMソングがヒット。1987年にイギリスに渡り、当時最大手だったレコード会社「ヴァージン」と契約し、現地での活動を通して、自分の声の可能性、日本人としてのアイデンティティを模索し始めます。1991年に帰国し、東芝EMIと契約。現在は自主レーベル「eponica Record」にて、日本国内外にて様々な「場」でのコンサートを積極的に展開していらっしゃいます。 2004年からは、カウンセリング・スタジオ『MUSIC&DRAMA』を開業し、セラピスト、Brennan Healing認定プラクティショナーとして多くの心の問題に関わってきていらっしゃいます。
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