新刊ラジオ第1734回 「パンケーキ&エッグベネディクト」
―今大人気の、ハワイやニューヨークの朝食が貴方の自宅で簡単再現―
パンケーキやエグベネディクトは出来たてが一番美味しい!
ふわふわ熱々のパンケーキ、ナイフをぷつっと入れるととろけ出す卵黄がからむエッグベネディクト……
そんな御洒落な料理、でも実は身近な材料で簡単に作ることができるんです。
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概要
こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。
今回はタイトルの通り、パンケーキとエッグベネディクトのレシピ、それに加えて一緒に食べて嬉しいサイドディッシュのレシピ本のご紹介です。
今大人気のパンケーキとエッグベネディクトですが、巷には専門のお店なんかもかなり増え、人気店では店内は常に満席、せっかく楽しみにお店に来てみたのに、一時間・二時間待ちなんて言われてがっかりしたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか?
そういった人気店の雰囲気をみて、「とっても御洒落」「とても自分では作れない料理」「パンケーキやエッグベネディクトは外で食べる特別なモノ」、なんて思ってしまいがちですが、この2つは実は自宅でも簡単に作ることができるんだそうです。
誤解を恐れない言い方をすると、そもそもパンケーキとは、ようはホットケーキのことです。
パンケーキとホットケーキとの間には決定的な線引は無く、一般的にはパンケーキは甘くなく食事向き、ホットケーキは甘くおやつ向きというだけのものです。
また、ホットケーキミックスと同じように、パンケーキミックスという商品も普通に売っています。
極端な話、食事向きのホットケーキにお好みのトッピングしたものが、店に並んでいるパンケーキなんですね。
エッグベネディクトも、ようはイングリッシュ・マフィンの半分にハムやベーコンまたはサーモンなどをのせ、ポーチドエッグとオランデーズソースを乗せた料理です。
いかがですか?
こう聴くと、ホットケーキもエッグベネティクトも自宅で作れそうですよね?
本書にはプレーンなレシピから、「え!そんなものも使うの?」と驚いてしまうレシピ、あえてベネディクト風と題して概念の枠を外しているものまで、多数のレシピがのっています。
今回はこちらの本のレシピの中からパンケーキとエッグベネディクト、それぞれ1品ずつレシピをご紹介致します。
まずは、パンケーキから。
◆著者プロフィール 若山 曜子さん 料理・菓子研究科。東京外国語大学フランス語学科卒業後、パリに留学。 ル・コルドン・ブルーパリ、エコール・フェランディを経て、フランス国家資格(CAP)を取得。 パリのパティスリーやレストランで経験を積み、現在は書籍や雑誌で活躍しながら教室も主宰。 書籍に「はかりいらずのふんわりパンケーキ」「板チョコ1枚から作るかわいいチョコレートのお菓子」「パウンド型ひとつで作るたくさんのケーク」「作りおきできる フレンチデリ」など多数。
薄焼きロールパンケーキ メープルクリームソース
ハワイの老舗ホテルで人気の絶品パンケーキを再現。
メープルクリームをまとった、もちもちの食感はくせになる一品。
生クリームとメープルシロップを混ぜたソースを煮立て、クレープより少し厚く焼いたパンケーキを焼き浸しながらクルクルと巻いていきスティック状にした料理です。
こちらのメニューの材料非常にシンプル。
■直径生地20センチを3?4枚の材料 ・薄力粉…40g ・グラニュー糖…大さじ1/2 ・牛乳…1/2カップ ・卵…1個 ・バター…大さじ1/2
■ソースの材料 ・生クリーム…1/2カップ ・メープルシロップ…60ml
■作り方 1 ボウルに薄力粉・:グラニュー糖を入れ、泡立て器でまぜます。
2 別のボウルに牛乳と卵を入れ、フォークなどで白身を切りながらよくまぜます。 先ほどまぜた、薄力粉とグラニュー糖を少しずつ加えながら、泡立て器でしっかりまぜ、ボウルにラップをかけ、室温で30分以上やすませます。 この時、長時間やすませる場合は冷蔵庫に入れておきましょう。
3 フライパンを熱してバターをとかし、先ほど作った生地に加えます。 フライパンに残ったバターはキッチンペーパーで薄く伸ばしましょう。
4 お玉で生地を静かに流し入れ、フライパンを回して薄く広げます。 10秒ほど焼き、ふちが乾いて色づいてきたら返して同様に焼き、残りの生地も同様に作ります。
5 フライパンに生クリーム、メープルシロップを入れ火にかけ、煮立ったら焼いた薄焼きパンケーキを1枚入れてフライ返しでよくからませながら巻き、器に盛ります。 残りのパンケーキも同様に作り、最後にフライパンに残ったソースをかけて完成です。
炊き込みチキンライスのベネディクト
炊飯任せのごちそうピラフ。
ポーチドエッグをからめながら食べるラフで型破りなオムライス風。
ポーチドエッグが演出するいつもと一味違ったおしゃれなチキンライスです。
こちらは作りやすい分量で材料をご紹介致します。
■お釜に入れる材料 ・米…2合 ・鶏もも肉…1枚 ・玉ねぎ…1/2個 ・にんにく…1/2かけ ・マッシュルーム…2?3個
■お釜に入れる調味料 ・トマトケチャップ…100g ・塩と胡椒…少々 ・顆粒コンソメ…小さじ1 ・バター…小さじ1
■完成後に載せる材料 ・パセリ…みじん切り少々 ・ポーチドエッグ…2?4個
■作り方は、 1 お米を洗い、炊飯器の内釜に入れます。
2 鶏肉は1.5cm角に切り、玉ねぎ、にんにくはみじん切り、マッシュルームは薄切りにします。
3 お釜に、トマトケチャップ、塩、胡椒、顆粒コンソメ、バターを入れた上で、水を2合のメモリに合わせて入れ、軽くまぜます。 先ほど切った具材を均等にのせ通常通りにお米を炊きます。
4 炊き上がったらさっくりとまぜ、器に盛り、パセリを散らし、ポーチドエッグをのせ、お好みでトマトケチャップをかけて完成です。
まとめ
今回紹介したレシピの他にも、王道なレシピや、ザクザク砕いたオレオをパンケーキ生地に落として焼き、チョコファッジソースをかけるだけの大胆なメニユーなど、魅力的なレシピが沢山のっていて、どれもこれも御洒落なのに作り方は簡単に紹介されています。
また、痒い所に手が届く「失敗しないポーチドエッグのきほん」「失敗しないオランデーズソースのきほん」などものっています。
あとコレが地味に嬉しいと思うのですが、簡単に作れるパンケーキとエッグベネディクト用のソースレシピが沢山のっていまので、ソースとプレーンなパンケーキとエッグベネディクトの組み合わせだけでもかなり楽しめると思います。
皆様も本書を手にとって、御洒落な食卓を作ってみてはいかがでしょうか?
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