新刊ラジオ第1720回 「アクアマリンの神殿 (単行本)」
世界初のコールドスリープから目覚めた少年・佐々木アツシは、深夜、未来医学探究センターの専属職員としてある美しい女性を見守っている。
そして昼には、桜宮学園中等部の平凡な学生として“擬態”する毎日を送っていた。
目立つことを避けるアツシ。
しかし、とある美少女が彼の人生に登場することで、彼の運命は大きく動いていく――! “バチスタ”シリーズの未来を描く最新長編、ついに登場!!
読む新刊ラジオ 新刊ラジオの内容をテキストでダイジェストにしました
概要
こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。
今回は新刊ラジオ1640回でご紹介させていただいた『モルフェウスの領域』の続編です。
前作でコールドスリープしていた佐々木アツシが主人公の物語です。
早速、内容をみていきましょう。
桜宮学園中等部に中途編入した佐々木アツシは、とある事情により大学生以上の学力を有していました。
目立つことを好まない彼はテストでわざと手を抜き、授業中は居眠りをすることで平凡に見えるように“擬態”する日々を過ごしています。
しかし、クラスメイトである美少女・麻生夏美と関わるようになってからアツシの学園生活は大きく変わっていくことになるのです。
また、アツシにはもうひとつ秘密がありました。
それは学校に通いながらも深夜に行う大切な業務で、未来医学探究センターに眠る美しい女性を見守ること。
この業務はコールドスリープ技術を開発したヒプノス社のスーパーバイザー・西野昌孝に任されたものでしたが、アツシ自身、他の誰にもやらせる気はありません。
ですが、スリーパーの目覚めが近付くにつれ、こちらにも問題が……。
といったところで、物語の一部をドラマにしましたので、どうぞ本編をお聴きください。
◆著者プロフィール 海堂さんは、1961年、千葉県生まれ。 第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作『チーム・バチスタの栄光』で2006年デビュー。他著に『螺鈿迷宮』『輝天炎上』『モルフェウスの領域』など多数あります。
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