だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1718回 「砂糖をやめて元気で医者いらず」

女性必見!
貧血、生理不順、更年期、乳がん、婦人科の悩みは砂糖をやめれば改善できる!
40年間医者いらずのばぁばの知恵、健康寿命を延ばす「やまと薬膳」の知恵をご紹介致します。

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概要

こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。

皆さん、白砂糖をとりすぎていませんか?

実は多くの女性を悩ませている、貧血、生理不順、更年期、乳がん、産婦人科の悩みの多くは白砂糖のとりすぎが原因だったんです。

白砂糖は甘みのみを抽出するために、さとうきびの絞り汁から不純物を取り除いて精製したものです。

血液を酸性にし、体の抵抗力を下げるだけではなく、血糖値の急激な上がり下がりを招き、糖尿病などの病気の原因にもなります。

また、著者のオオニシさん曰く、白砂糖の取り過ぎは、体だけではなく心の乱れも引き起こす原因になるんだそうです。

白砂糖は体を弛緩させ、ナトリウムやカルシウムも消し、摂取すると体が緩みます。

疲れた時やリラックスしたい時に甘いモノが欲しくなるのは、緊張をほぐす=体を緩めたいがためです。

ただし、体が緩んで肥大しますので、結果太ってしまいます。

また、体を冷してしまいますので、免疫機能が低下し、ウイルスや細菌に感染しやすくなってしまいます。

さらに、気持ちも緩むため、精神が不安定になることもあります。

つまり、白砂糖の取り過ぎは、体だけではなく心のバランスまで崩しかねないのです。

◆著者プロフィール 1981年渡欧 。以来32年、東洋的食養法を基本としつつ欧州の素材と環境を取り入れたら食養法を研究。 個々の性格と体質を見ながら、その環境に適応する食事法「ヨーロッパ薬膳」を指導。 ベルギー、オランダ、フランスで定期の料理講習を行うほか、活発に講演会、食のアドバイス、女性の健康セミナーなどを行う。 2013年1月より奈良・初瀬の地に居住し「やまと薬膳」の活動を開始する。 食と体質を7段階に分けた「食の方程式」を実践した生徒たちから、体調不良が改善したとの声多数。その人柄に信頼も厚い。

白砂糖の摂取量基準

因みに皆様は「自身が1週間に何グラムぐらいの砂糖を摂取しているか?」と考えたことはありますでしょうか?

本書では「砂糖のとりすぎ度」のチェックできます。

1週間の朝昼夜の食事と間食を書き込むチェックシートと、食品に含まれている砂糖の基準量を記した表が掲載されておりますので、是非手にとってチェックしてみてください。

少し砂糖の多い食品の例をあげますと、

■主食・おかず類 菓子パン:15g 酢飯:15g 牛丼:10g

■飲み物 市販の桃ジュース350ml:70g 市販の加糖紅茶飲料350ml:60g 市販の着色炭酸飲料350ml:10―60g

■菓子、 カスタードプリン:20g アイスクリーム:75g クッキー(6枚):130g

などなどです。

続いて砂糖の砂糖とり過ぎの基準をご紹介しましょう。

■1週間で0―150gの「砂糖なしヘルシー」さん 砂糖をとりすぎない生活が自然とできており、食事も手作りするなど、ヘルシーなものを好みます。 ただし、ストレスがたまると、塩分やアルコール摂取が増えることも。 バランスの良い食事を心がけましょう。

■151―250gの「プチ砂糖好き」さん 菓子や甘いドリンクを暴飲することはないものの、知らず知らずのうちに砂糖を摂取しているタイプ。 おかずやパンでも砂糖使用の甘い味つけのものに偏っていないか、バランスをもう一度確認してみましょう。

■251―500gの「お菓子が主食」さん 甘いものでストレスを解消することも多い、砂糖摂取量の多いタイプ。 毎日でなくてもいいので、菓子を食べない日を作る、砂糖をやめてみりんで味付けするなど、日常にできることから工夫してみましょう。

■501g以上の「砂糖中毒!?予備軍」さん 甘いものが切れると、イライラしたり不安になったりして、いつも砂糖を欲してしまうタイプ。 外食やファーストフードも大好き。 どうせお菓子を買うなら。自然由来の甘みのものなどを探してみましょう。

150gはおろか500gを超えている方もいるのではないでしょうか?

できるなら1週間の砂糖摂取量を150gまでに抑えること目指しましょう。

白砂糖以外の甘味

ここで勘違いしてはいけないのが、先ほど「お菓子が主食」の項目で、「砂糖をやめてみりんで味付け」と伝えたように、甘みをとってはいけないというわけではありません。

白砂糖は体を緩め冷やしてしまいますが、全ての甘みがそういった影響を出すわけではありません。

本書では、白砂糖のかわりとなる甘みとして次のような食品を上げています。

■果物由来の甘み オススメ食材:「りんごジュース」「なつめ」「レーズン」 オオニシさんは料理やお菓子を作る際の甘みづけに、100%果汁のりんごジュースをよく使うそうです。 また、レーズンや干し杏、なつめなどのドライフルーツには甘みが凝縮されているので、やさしい甘みを出すことができるんだそうです。

■甘みを感じさせる甘味料 オススメ食材:「本みりん」「アガペシロップ」「米あめ」 本みりんやアガペシロップ、米あめなどの天然甘味料なら身体にも安心なんだそうです。 ブドウ糖やオリゴ糖など、多種類の糖で構成されているので、血糖値の急激な上昇を防ぎ、カロリーも抑えられます。 オオニシさんはなるべく上質な食品を選ぶことも進めています。

■豆や発酵食品 オススメ食材:「豆乳」「甘酒」「小豆」 豆や発酵食品は料理にコクとほのかな甘味を加えてくれるんだそうです。 また、甘酒には豊富な栄養素が含まれるので、高血圧や肥満防止、疲労回復、免疫力UPに有効です。 ただしこれらの発酵食品は身体によいものの、身体を緩め冷やす効果がありますので、とりすぎには注意です。

このように、甘み全てが悪いわけではありません。

オオニシさんは白砂糖のような人口的な甘みを「おいしい」「やめられない」と感じる舌に問題があり、そのままでは病気になってしまうから、舌を正常に戻すことが必要なんだと語っています。

まとめ

ここまで白砂糖にフォーカスをあてて書籍の紹介をしましたが、本書のもう一つのテーマとして、やまと薬膳の知恵「食の方程式」が載っております。

これをは、食べ物にはそれぞれ性質があり、人間の体質も一人一人違い、自分の体質に合った食を見つけるというものです。

概要を少し紹介しますと、食物と体質を「極陰」「陰性」「やや陰性」「中庸」「やや陽」「陽性」「極陽」の7にわけ、自分の体質にあった食品を摂取し、体調も精神も安定している「中庸」の体質に改善していくというのです。

因みに「陰側」の食材は体を、冷やし、緩めるもの。

野菜などの多くはこちらに分類されます。

白砂糖はこちらです。

逆に「陽側」の食材は、体を温め、刺激し、締めるもの。

肉・魚・ハム・ベーコンなどが分類されます。

皆様もこちらの書籍を手にとって、白砂糖をやめ、自分の体の状態を知り、自分の体質に合った食事を行い、健やかに日々をすごしてみてはいかがでしょうか?

砂糖をやめて元気で医者いらず

砂糖をやめて元気で医者いらず

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