新刊ラジオ第1717回 「"尽くすオンナ"をやめれば、あなたは一生愛される!」
“尽くすオンナ”だと恋愛がダメになる!?
大失恋の経験から様々な心理学を探求した著者が、数多くのカウンセリングから得たノウハウを本書に凝縮。
「どんなに頑張っても、好きな彼が振り向いてくれない」「いつも尽くしているのに、彼からは何の反応もない」といった悩みを持つ女性の方は必見です!!
読む新刊ラジオ 新刊ラジオの内容をテキストでダイジェストにしました
概要
こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。
女性の方で、
どんなに頑張っても、好きな彼が振り向いてくれない。 いつも尽くしているのに、彼からは何の反応もない。 こんなに好きなのに、あの人は私にまったく興味がない。
このような経験に心当たりはありませんか?
秦さんがカウンセリングをしていると、3件に1件はこのようなつらい恋愛相談がやってくるんだそうです。
状況はそれぞれ違うそうですが、相談内容はだいたい「男性に愛されている気がしない」「男性から愛されたい」という思いが根っこにあることがほとんどだとか。
しかし、それを伝えることができず、「愛されよう」と思って「頑張っている」ために、逆に空回りしてしまい、結果として恋愛がうまくいかない……と。
秦さんはこういう相談を受けているうち、恋愛がうまくいかない理油の大きな原因は女性の「過剰な努力」ではないか、ということに思い至りました。
言い方を変えると「尽くし過ぎ」な女性。
過剰なメイクやファッションも尽くし過ぎの一部。
自分自身に尽くしているように見えても、「相手からよい反応を得るため」にやっていることにすぎない場合が多く、結局のところ自分のためになっていないのです。
それではどうすればよいのか。
本書の中からピックアップしてご紹介していきます。
◆著者プロフィール 秦さんは1990年生まれ。株式会社Bunill(ヴュニル)代表取締役。 学生時代の大失恋をきっかけに潜在意識や自己啓発、様々な心理学を探求し、その後、潜在意識と現代数秘術を組み合わせた「潜在数秘術」というオリジナルツールを開発しました。男女年齢問わず強い支持を集め、若き新鋭コーチとしてビジネスセミナー等でも活躍されています。 他著に『120%心地よい自分で生きる方法』(PHP)があります。
“尽くすオンナ”って?
タイトルにもある“尽くすオンナ”について。
先ほど恋愛がうまくいかない原因について少し触れましたが、尽くし過ぎていると恋愛がダメになる傾向にあるそうです。
なぜ尽くし過ぎるといけないのか。
それは「愛されたい」と思う女性の心と関係がありました。
女性は、彼に愛されるために「尽くさないオンナ」よりも「尽くすオンナ」がいいと思ってしまい、ずっと頑張り続けてしまいがち。
そのままだと、
「私はこんなにも彼を愛しているのに、彼はこちらを愛してくれない」
と思うようになってしまうかもしれません。
ですが、秦さん曰く、「愛すること」と「愛されること」というのは、実は一緒のことであり、一方だけで成立するわけではなく、同時に成り立つとのこと。
本質的にいえば、私だけ愛している、私だけ愛されていないというのはありえないそうです。
結果としてあり得るのは、相手に尽くしたくて尽くしているつもりなのに、「自分自身」のためになっていないというパターン。
それが気付かない間にみなさんの心を蝕んでいる可能性があるのです。
ここで注目するべきなのは、本当に尽くしたくて尽くしているのか、というところ。
こう聞いてしまうと納得いかない方もいるかもしれませんが、 あなたは、彼を「愛している」つもりで尽くしているはずが、「彼に認めてほしい、好きだと言ってほしい」から頑張っているのかもしれません。
つまり、彼から与えた分の愛を求めてしまっているんですね。
この考え方の食い違いが、悩みの原因となっているわけです。
人は誰かの承認がなければ、生きている価値はない、とついつい思いがち。
誰かに「求められていない」と感じると、自分の内側に価値を感じることができなくなってしまいます。
恋愛の悩みも本当の原因は「自分自身に価値を感じられない」というのがほとんどだそうです。
その無価値観を埋めようとするために男性に尽くし過ぎてしまい、逆に逃げられてしまう、と。
秦さんは、彼をどれだけ「愛している」と思っていても、もしかすると自分の満たされない気持ちを彼にぶつけていただけかも、ということに気づいたことから、初めて心の解放がはじまったと言っています。
自分自身への価値は、彼に承認されることで得るものではありません。
まずは、自分を認め、承認し、受け入れていくこと。
これが「愛されたい」という苦しみから卒業する第一歩となるわけですね。
当たり前の話かもしれませんが、女性には女性の愛し方が、男性には男性の愛し方があります。
なので、自分の「愛しているという表現」を彼にあてはめてしまうと、ほとんどの場合、「自分は愛されていないのではないか」という疑問を持つようになってしまいます。
そこで、自信を無くしてはいけません。
男性の「愛している」の表現は女性のそれとはずいぶん違うものです。
なので、「好きな人に愛してもらえない」と嘆くのではなく、「男性の『愛している』を引き出すオンナになる」と決めましょう。
とはいっても、どうすればいいの? という声が聞こえてきそうなので、本書に書かれている「男心をくすぐる女性の魅力」について少し触れていきます。
男心をくすぐる女性の魅力とは?
小悪魔女子、という言葉。
実は、女性であれば誰でもこの要素が秘められているのだとか。
曰く、女性は本能的に新損を残すために男性を誘惑する力が、備わっているそうなんです。
しかし、現代社会では、その女性の魅力を抑え込んでしまう厳しい情報が多くなっています。
容姿や性格、しぐさなど細部にわたって要求が高まっているため、女性としての自信を失わせてしまっているのです。
これに関しては男性も同じことが言えて、「こんな男でいいのか」と男性側も自信を失くしてしまう情報もたくさんあります。
では、魅力の本質的な部分とはなんでしょうか。
それはずばり、「欲」を満たすものです。
しかし、「欲」が満たされた瞬間に相手の心をくすぐるわけではありません。
一番心をくすぐる瞬間、それは「欲」が満たされ「そう」になる瞬間。
手が届く一歩手前ぐらいのところが、魅力のボルテージが一番高い状態なんだそうです。これは「欲求不満」が一番高い時といってもいいとか。
秦さんは本書の中で「女性は豊かな温泉のイメージ」と書かれています。
外の戦いで疲れた男は気持ちの良い温泉に入るために女性を求めている、と。
ですが、魅力を一番感じる部分はここでいう温泉そのものではなく「温泉に入るまでの期間」。
えー、と思う方もいるかと思いますが、本質的には「確実に手に入ったとき」よりも「手に入りそう」なときが一番、魅力を感じている瞬間というわけです。
結論として、男心を一番くすぐるときというのは、相手と一緒にいる時間よりも、「相手に妄想させているとき」ということですね。
実際に男性側ではある僕からしても、あ、そうかもって思います。
これが、いわゆる「小悪魔の持つ力」なんですね。
女性が男性に自分の魅力を伝えるのに直接なにかを「する」必要はありません。
相手にどれくらい自分を「妄想」させることができるか。
相手にどこまで「自分」を手に入れた時の「男としての快楽を」感じさせることができるのか、ということが大切なのです。
といったところで、まとめに入ります。
本書はタイトルからしてもそうなのですが、やはり女性向き。
なので、今回は女性側のお話を僕が語るという面白い形になったわけですがいかがだったでしょうか。
ただ、女性向きとは言いつつも、この本、男が読んでも非常に興味深い内容となっています。
本書は女性が読む場合、自分の魅力をより引き出すためのツールとして。
男性が読む場合は、女心を知るツールとして手に取ってみると良いかもしれません。
円満な恋愛をしたいあなた、ぜひチェックしてみてください。
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