だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1711回 「「ふつうの人」の成功法則」

――凡人は強い!
「自分だってやればできる!」「自分はまだ本気を出していないだけ……」
そんなプライドなんてかなぐり捨てて、自身を凡人と認めて成功者になりましょう。
凡人には凡人の戦い方、勝ち方が存在するのです。
そんな絶対成功できる「凡人の勝ち方」をお教えします。

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概要

こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。

リスナーの皆様は「凡人」と聞いて、どのようなイメージを持っていますでしょうか?

あまり良いイメージを持っていないのでは無いでしょうか?

広辞苑で調べて見たところ、

【凡人】 1・特にすぐれた所のない、普通の人 2・身分の低い人。平民。

また、広辞苑の例文には「凡人には理解しがたい……」という風に記してあります。

お世辞にも褒め言葉とは捉えられませんが、「凡人」とは「普通の人」を指す言葉のようです。

「普通の人」、つまり世の中のほとんどの人を指す言葉とも取れます。

では、「特にすぐれた所のない、普通の人」は世の中で成功を収めることはできないのでしょうか?

いいえ、そんなことはないはずです。

今回紹介する書籍『「ふつうの人」の成功法則』では「ふつうの人」が成功できるノウハウが詰まっております。

今回はそんな『「ふつうの人」の成功法則』をご紹介していきましょう。 まずはこちらの問いかけを自問してみてください。

『あなたは自分のことを凡人だと思いますか?』

こう聞かれて気持よくYESと言える人はなかなかいないのではないのでしょうか?

誰しも心の中では「自分だってやればできる!」「自分はまだ本気を出していないだけ」と思っているし、思っていたいのではないでしょうか?

斉藤さん曰く「自分を「凡人」と認めることが成功へのスタートライン」なんだそうです。

斉藤さんも昔は自身を「凡人」と認めたくなかったんだそうでが、過去を振り返ると自分は凡人ではないと思っているうちは、人生がうまくいっていなかったんだそうです。

23歳で起業したものの事業がうまくいかず、1日80円の食費で生活し、ガスまで止められるという極貧生活をしていたころは自身を凡人と認められずにいたそうです。

でも斉藤さんは、自分のことを凡人と認め、凡人の勝ち方を実践するようになってから、わずか3年で総額7億円を稼ぐことに成功したのです。

本書では、そんな斉藤さんが培った、凡人、「ふつうの人」の成功法則が纏められています。

今回はその中から「凡人の勝ち方」という項目に絞って紹介していきましょう。

斉藤さんは企業したてのころ、まくいかなかった原因は自分が凡人であるにも関わらず、エリートと同じ方法をとって背伸びをしてしまったからだと記しています。

しかし凡人であることを自覚し、凡人の強みに気づき、凡人の強みを生かした戦略をとるようになってからは、ビジネスがうまくいくようになりました。

つまり、凡人には凡人の勝ち方があるということですね。

◆著者プロフィール 斉藤 和也さん。 株式会社ラストランプ代表取締役。 1985年生まれ。2009年5月当時23歳で株式会社ラストランプ設立。 インターネット事行を主軸とし、スマートフォンのアプリ開発、店舗向けネット集客サービス、HP制作などの事業を展開。 自社のメディアサービスも手がけ、広告費0円で、サービスリリース後たった3日間で100万PVのアクセスを集めるなど、ネット集客を得意としています。 現在では、わずか3日間という短時間で1000万円?2000万円、一つの商材で1億円以上、あるプロモーションでは総額5億5000万円を売り上げるといった実力を身につけ、それらのネット集客ノウハウをもとに、法人向け、個人向けコンサルティングも行っています。

凡人の勝ち方

■勝ち方1 変なプライドを捨てる

斉藤さんは「自分は人並み以下の凡人なのだから、自尊心もクソもないな」と思えるようになったとき、失敗を恐れずに何事にもチャレンジすることができたんだそうです。

自分は凡人だということを認めると、失敗しても「自分には才能がないのだから当たり前」と思えるようになり、失敗が怖くなくなり、何事にもチャレンジできるようになるんだそうです。

プライドを守り、凝り固まって戦うより、のびのびと戦えそうですよね。

■勝ち方2 失敗を気にしない

何か目的があってゴールに向かうときは途中で成功したり失敗したりの繰り返しですが、えてして失敗することのほうが多いものです。

ですが失敗だって1歩前進しているのです。

自分の能力なんてたかがしれているのだから、失敗するのは当たり前と考え、たとえ失敗したとしても、すぐに自分の過ちを認め、二度と同じ失敗を繰り返さないようにすればいいのです。

■勝ち方3 できる人を味方につける

斉藤さんはホームページ制作技術やプログラミングはいっさいわからないんだそうです。

さらに、クリエイターやプログラマーとして頑張たっとしても絶対にトップを取れない自信があるんだそうです。

そんな斉藤さんは「凡人は絶対にトップを取れない自身をもて」といっています。

その代わり、そういうことができる人を見つけてきて、何かメリットになるような提案をし、一緒にやっていくことを考えるんだそうです。

知ったかぶりや見栄をはるより、知らないことや足らないことを素直に認め、周りに「教えてください」と素直に頭を下げれば素敵な関係が築けますよね。

■勝ち方4 結果を独り占めしない

斉藤さんは、自分が提案した話で大きな利益を得たとしても、その際の自身の取り分が大幅に少なくても不満に思わないんだそうです。

なぜなら、協力してくれた人の方が、能力が高いという自覚があるからだそうです。

結果を独り占めしないで、協力してくれた優秀な人に大きな利益を配る。

こういう戦略を打てれば、能力の高い人にも、凡人と組むメリットが出てくるのです。

■勝ち方5 感謝の気持ちを具体的に伝える

凡人は周りの人たちのサポートがなければやっていけないので、感謝の気持ちを伝える必要があります。

ポイントはその感謝の伝え方です。

言葉だけではなく定期的にお礼の手紙を書くとか、お礼の品を送るとか、お中元、お歳暮の挨拶を欠かさないなど、感謝の気持ちを具体的に伝えましょう。

■勝ち方6 50点でも前に進む

凡人は50点とれば上出来、70点ともなればかなりうれしいわけです。

99点でも落ち込んでしまうエリートより、はるかに楽に生きられます。

そのため凡人は50点でも落ち込まず、するすると前に進んでいくことができるのです。

長い目で見たら、こっちのほうが成功する可能性は高くなります。

もしエリートのように100点でなければ満足できないと思っているようなら、今日からその考えをすてましょう。

■勝ち方7 いろいろなことに手を出さず、1つのことに集中する

ビジネスをしていくと、いろいろないい話がたくさん舞い込んでくるものです。

斉藤さん自身そうだったとのことですが、自分を凡人だと自覚できていないと、ついついいくつもの案件に手を出して、一つもまとまらないという結果になりがちなんだそうです。

凡人には同時にいろいろな作業ができる器用さも優秀さもありません。

だからこそ1つのことに集中するべきなのです。

まとめ

ここまで「凡人の勝ち方」を手短に紹介させて頂きましたが、これは本書のほんの一部です。

他にも

・自分を凡人と自覚する大切さ

・凡人に合った仕事のスタイル

・凡人に向いているビジネス

・凡人が身につけるべき習慣や勉強法

・凡人のメンタルトレーニング

など、まだまだ斉藤さんによる「ふつうの人」の成功法則が沢山詰まっております。

また、巻末にはプレゼントとして斉藤さんが大富豪から教わった「秘密の7法則」について語った音声ファイルがダウンロードできるQRコード等も載っております。

仕事で失敗ばかりで、うまくいかない。

モチベーションが上がらない。

いつまでたっても、夢が叶わない。

そう感じている方は本書を手にとってみてはいかがでしょうか?

「ふつうの人」の成功法則

「ふつうの人」の成功法則

「ふつうの人」の成功法則

――凡人は強い!
「自分だってやればできる!」「自分はまだ本気を出していないだけ……」
そんなプライドなんてかなぐり捨てて、自身を凡人と認めて成功者になりましょう。
凡人には凡人の戦い方、勝ち方が存在するのです。
そんな絶対成功できる「凡人の勝ち方」をお教えします。