だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1686回 「あなたの潜在能力を100%引き出すたった1つの方法」

潜在能力を引き出して、才能を発揮するにはどのようなことをすればいいのか。その答えは、「イメージ力」を使うことでした。誰にでもできる「イメージ力」の強化。「イメージ力」を高めていけば、苦手を無くすことも、得意なことをさらに洗練させることも、自分でも気づかなかった新しい才能を開くこともできるようになり、自分の望む人生を手に入れることができるのです。

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概要

こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。

今回は、約12年間毎日、人の成長に携わってきた著者が、「潜在能力を引き出す鍵」を教えてくれる一冊を、今日は紹介します。

一見、どんなにやる気のなさそうな人だとしても、「本当は可能性を開きたい」と思っているし、「本当の自分はもっとできる」、と信じています。 と、生田さんは言っています。

では、その可能性を開くために、どのようなことをしたらいいのでしょう。

その答えは、ズバリ!

「“イメージ力”を高めて、潜在能力を引き出す」ことなのだそうです。

生田さんによれば、世の中では、この“イメージ”に対して大きな誤解があるというのです。

よくありがちな成功哲学で、「イメージすれば夢は叶う」という言葉がありますよね。

その言葉をそのまま信じて、ただ漠然とイメージしている人が多いのだそうです。

それでは駄目。

本当に才能を開いている人は、この頭の中で見ている“イメージ”が全く違う次元のものだったのです。

多くの人は、“イメージ”したつもりになっているだけで、それは本当の“イメージ”ではなかったというから驚きです。

けれども自分の“イメージ力”が高いのか、低いのか、漠然としたものなのか、鮮明なものなのかそれすら分かりませんよね。

知りたいですよね、自分の“イメージ力”がどのくらいなのか。

そこで生田さんは、今まで出会った多くの才能を開いている方達へのインタビューをもとに完成させた、「頭の中のビジュアル能力」、つまり、“イメージ力”を測るテストを作成しました。

◆著者プロフィール 生田知久さんは、日本初の「ポテンシャル・トレーナー」。 2002年横浜国立大学工学部卒業後に起業。 ソーシャル・エデュケーションを事業ドメインとする「株式会社ワオウェイ」代表取締役。社会人・大学生延べ6万人への教育研修、2000人へのコーチング、80万ユーザーのエデュケーションアプリの開発などを手がけています。 現在は、日本に教育イノベーションを起こすべく、ソーシャル・エデュケーション・プラットフォーム「NPO法人ともしび」の立ち上げに奔走しています。

“イメージ力”を測るテスト

では、ここで実際にそのテストを20問ある中からいくつかピックアップしてご紹介します。

・夢をカラーで見ることができる。

・寝るときに夢をつくって寝るクセがある。

・脳内で、ペットボトルや文具などを自由に回転させることができる。

・妄想していると、頭のなかで夢のように物語が自動的に展開することがある。

・絵や文字を書くときに、紙の上に文字や絵が浮かび上がる。

・空想をありありと描くことができ、それを見て感情が大きく動く。

・情報を図解することが得意である。

・人の話を聞くときは、ストーリーを鮮明にイメージしながら聞くことができる。

・物事の説明をするのが得意で、上手な例え話をつくることができる。

このテストの結果、

イエスが0?4個の人は、イメージ力「難民」。

5?8個の人はイメージ力「初級者」、9?12個はイメージ力「中級者」。

13?16個は、イメージ力「上級者」、17?20個はイメージ力「天才」です。

この段階で“イメージ力”が低かったという人も、心配しないで大丈夫。

本を読めば、“イメージ力”を伸ばしていくことができます。

“イメージ力”は誰にでも備わっていて、誰でも伸ばすことができるのだそうです。

“イメージ力”とは、「頭の中に映像、画像をつくり出す力」のこと。

すでに備わっている“イメージ力”を、高めたり、強めたり、状況や目的に応じて使い方を変えたりしていけば、誰にでも潜在能力を引き出して、才能を発揮できるというのです。

その“イメージ力”によって開く才能をいくつか挙げてみると、

・記憶力がアップする。

・絵が上手に書けるようになる。

・物事の理解度が深まる。

・トラウマが解消される。

・スポーツが上達する。

・コミュニケーションや対話の力がアップする。

・夢を実現できる。

などなど、嬉しいことだらけです。

“イメージ力”を使えば、「苦手をなくす」ことも、「得意なことをさらに洗練させる」ことも、「自分でも気がつかなかった新しい才能」が開くこともできるというのです。

だったら試してみたくなりますよね。

では、実際にどうしたらその“イメージ力”がつくのでしょう。

本では、「イメージ力の基礎」をつくって、その「イメージ力を応用」して、目的ごとに才能を開かせていきます。

できなかったことができるようになったり、潜在能力が引き出されるというのならば、これは是非とも手に入れたいものです。

“イメージ力”を高める方法

では、ひとつだけ“イメージ力”を高める方法を紹介します。

それは寝るときに、「夢をつくって寝る」。

これは、布団に入ると同時に、好きな設定で、好きなストーリーを「空想」しながら寝入るのだとか。

「自分がワクワクするストーリー」を空想して夢をつくる習慣が、「イメージ力を強化」してくれるのです。

毎晩就寝前に10分続けるだけで、1ヶ月もすれば人生に変化が起こってくると生田さんは言っています。

もうひとつ、これ、いいな。って思ったものを紹介しますね。

それは、「朝日記でポジティブな1日をイメージする」 ということ。

普通、日記は一日が終わったあとに書きますよね。生田さんは違うんです。

朝に書いちゃうんです。

人は、朝起きて最初にイメージする内容が、その日の成果を左右することがあるのだとか。

起床時は、心がまっさらな状態なので、そこで、「ポジティブなイメージ」を持っておくと、その日の行動が変わってくるのだそうです。

生田さんは、その「まっさらな状態」のときに日記をつけているのです。

「これからはじまる1日の出来事」を、「すでに実現したかのように書く」のがポイント。

例えば、

「午後から○○さんと打ち合わせ、今後のビジネスの発展がはっきり見えた」   とか、

「プレゼンが無事に終わり、来期から新しい事業がスタートすることとなった」

といった具合に、すべて完了形で書かれています。

これ、いいと思いませんか?

「すでに起きた事実」であったかのように書くことによって、イメージが鮮明に湧いてきて、本当に実現したかのような気持ちになるので、ポジティブな感情が芽生えやすくなるんだそうです。

試してみたいです。

その他にも、“イメージ力”を上げる方法として、気合いを入れることなく知らないうちに思わずしてしまっている努力、このことをフロー状態というのですが、このフロー状態をいつでも発揮できるようにさせる方法や、 イメージをどんどん膨らます方法などが載っています。

また、いろいろなイメージのパターンを使って、さまざまな才能を広げていく力も付けることができます。

そして目標が具体的ある場合には、どのようなことを実際にやったらよいのかが、細かく書かれているのですぐにでも実行することができます。

いきいきと輝く未来を手に入れるために、この本を読んで、“イメージ力”を強化させてみませんか。

あなたの潜在能力を100%引き出すたった1つの方法

あなたの潜在能力を100%引き出すたった1つの方法

あなたの潜在能力を100%引き出すたった1つの方法

潜在能力を引き出して、才能を発揮するにはどのようなことをすればいいのか。その答えは、「イメージ力」を使うことでした。誰にでもできる「イメージ力」の強化。「イメージ力」を高めていけば、苦手を無くすことも、得意なことをさらに洗練させることも、自分でも気づかなかった新しい才能を開くこともできるようになり、自分の望む人生を手に入れることができるのです。