だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1684回 「ジェノサイド 上 (角川文庫)」

死んだはずの父から送られてきた一通のメール。それがすべての始まりだった……。創薬化学を専攻する学生・古賀研人と難病に冒された息子の為に闘う傭兵・イエーガー。交わるはずのない二人の人生が交錯する時、驚愕の真実が明らかになる。衝撃の展開から目が離せない超弩級エンターテイメントです。

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概要

こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。

今回は文庫化ということで再びあの「ジェノサイド」をご紹介。

「ジェノサイド」は軍事サスペンス、メディカル・スリラーなどの様々な要素が盛り込まれたエンターテイメント作品。

環境のまったく違う二人の主人公の人生が、壮大なストーリーの中で交錯していく物語です。

創薬化学を学ぶ学生・古賀研人のもとに、先日亡くなったウイルス学者だった父からメールが届きます。

その後、父の研究を託され、「父の残したもの」の真相に迫っていきます。

一方、難病の息子の治療費のため、極秘任務に参加した傭兵のジョナサン・イエーガーは、コンゴに潜入します。

暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。事前に明かされたのは「人類全体に奉仕する仕事」ということだけでした。

まったく交わるはずのはずの無かった二人の人生が交錯するとき、驚愕の事実が 明らかに。

それは、アメリカの情報機関が察知した、人類絶滅の危機。という物 語です。

「息をつかせぬ怒涛の展開」「人類絶滅の危機」「親子の絆」といった要素に、画が見える様な緻密な描写とテンポの良い展開は、さながら映画を見る感覚で読み進められます。

それでは、今回の「特別版ドラマ イェーガー編」をご紹介しましょう。

どうぞ、本編をお聴きください。

◆著者プロフィール 著者の高野和明さんは脚本家として活躍の後、2001年『13階段』で江戸川乱歩賞を受賞し小説家デビュー。 2011年に刊行した『ジェノサイド』は日本推理作家協会賞、山田風太郎賞を受賞、また各種ランキングを総なめにしてベストセラーとなりました。

ジェノサイド 上 (角川文庫)

ジェノサイド 上 (角川文庫)

ジェノサイド 上 (角川文庫)

死んだはずの父から送られてきた一通のメール。それがすべての始まりだった……。創薬化学を専攻する学生・古賀研人と難病に冒された息子の為に闘う傭兵・イエーガー。交わるはずのない二人の人生が交錯する時、驚愕の真実が明らかになる。衝撃の展開から目が離せない超弩級エンターテイメントです。