新刊ラジオ第1681回 「ポジティブの教科書―自分も周りの人も幸運体質になる3つの基本と11の法則」
自分も周りの人もみんなで幸せ体質に! 書道家の武田双雲ってこんなにポジティブ人間だったの!? 武田双雲が実際に毎日実践している幸せ体質になるためのメソッドを紹介。ポジティブな人は生まれつきではありませんでした。それはひとつの「技術」だったのです。そのポジティブは、質の高いものでした。幸せ体質を手にいれるために、「ポジティブ技術」を手に入れてみませんか。
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概要
こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。
今回の書籍は、仕事にも、出会いにも、家族にも、友人にも恵まれて、自分だけでなく、周りの人たちもみんなで毎日を幸せに過ごしていこう、というものです。
何かに接したとき、何を思い、何を感じ、何を信じ、何を与え、何をするか、何をしないか。
そこで、「ポジティブ」という選択をするための方法を伝えてくれます。
本の中では、幸せになるための三つの簡単な基本が紹介されています。
それは、
一、 幸せを与えること。 一、 幸せであることに「気づくこと」。 一、 幸せな言葉を発し、幸せな態度をとること。
ということなのです。
武田さん自身も、この三つのことに気づいて、実践するようになってから人生がガラリと変わったそうです。
たった三つで「幸せ」になれるというのならば、すぐにでも試してみようと思ってしまいますよね。
武田さんとご縁のあった人は、よくこう言われるそうです。
「仕事が上昇気流に乗りました」 「悩んでいた人間関係が改善されました」 「病気や冷え症が治りました」
どうです? すぐにでも実践したくなってきませんか?
自分が幸せになるには、まわりにも幸せを振りまいていくことが大切なのです。
そのために何をすればいいのか、その答えを武田さんは教えてくれます。
武田さんはこう言っています。
「不運ととらえていたものでさえ、ラッキーに思えるようになるものです。 しかも、それが続くと、周りも驚くほどのラッキーを引き寄せる体質になります。 僕は、毎日を幸せに生きられ、そして幸せな人たちに囲まれています。 ダマされたと思ってやってみてください。 やった人から確実に幸せになれます」(P12より抜粋)
本では、95のポジティブのワードで自分も周りの人も幸運体質になれると書かれています。
では、そのなかから、ふたつを紹介していきましょう。
◆著者プロフィール 武田双雲さんは1975年、熊本県生まれの書道家。東京理科大学理工学部卒業。 3歳から書道家である母、武田双葉に師事し、書の道を歩みます。 大学卒業後、NTTに入社。約3年間の勤務を経て、書道家として独立。 世界遺産「平泉」、世界最高水準のスーパーコンピューター「京」をはじめとする多くのロゴ、映画「春の雪」「北の零年」、NHK大河ドラマ「天地人」、など数多くの題字を手がけています。 また、ロシア、スイス、ベルギー、ベトナム、インドネシアなど、世界中から依頼を受けて、パフォーマンス書道、書道ワークショップを行い、2013年には、文化庁より文化交流使の指名を受けて、日本大使館主催の文化事業などに参加をし、海外に向けて、日本文化の発信を続けています。
「僕らが出会う確率」
まず、「僕らが出会う確率」。
これは、自分がどのくらいの確率でこの世に生を受けたのか考えてみようというものです。
誰にでもそれぞれの両親がいますよね。
10世代さかのぼるだけでも、1024人。
20世代で104万8576人。
40世代では、なんと! 1兆995億1162万7776人となるのだそうです。
この中で1人の人生がちょっと変わるだけで、今の自分はいないのです。
すごく気が遠くなるような長い時間、紡がれきた命がここにいまあるのですね。
そう考えると、もっと自分を大切にしなきゃ。自分は生かされているんだな、って思いませんか。
そのことを考えるだけで、武田さんはなんてありがたいんだろうと感謝の気持ちでいっぱいになるのだそうです。
この感謝の気持ちこそが大切だったんですね。
自分が存在している確率。 夫婦が出会う確率。 誰かと出会う確率。 何かと出会う確率。
そのことを考えたらいろんなことに感謝してしまいます。
そして、感謝を伝えることも大切なのだとか。
武田さんは「感謝オタク」と自身のことをこう言います。
「感謝」「ありがとう」という文字をたくさん書き、夜寝る前には、何に感謝しようか考えながら眠るのを毎日やっているそうです。
いま、生きているこの世の中に感謝しまくっているのです。
例えば、
「おい!誰だ!こんな素晴らしい世の中をつくったやつ! 数えきれんくらいの多様性に富んだ生命体を生み出しやがって! どえらい綺麗な夕日なんかをつくりやがって! 清々しい朝日まで出しやがって! 感動しすぎてびっくりするじゃねーか! 」
といった感じだそうです。
もうひとつは、
「願いはもう叶っている」
そう聞くと、“えっ?”って思う人もいるかと思いますが、実は誰もが願いは叶ってきているのだそうです。
どういうことかというと、願っていたことが実現する頃には、それが当たり前になっていると武田さんはいいます。
昔に「願っていた」ってことを忘れているだけ。
思い出してみて下さい。
子供のころは誰もが思っていたはずです。
「自転車に乗れるようになりたい」 「おこずかい、毎日1000円欲しい」 「シュートケーキをお腹いっぱい食べたい」
どうですか? その殆どが叶っていませんか?
大人になってからもあるはずです。
「好きなゲームが買えた」、「就職できた」、「100万円貯金した」
数えてみてください。
小さなことでも叶ったことを。
それを一つ一つ、思いだすだけで、「願いって叶うんだ!」って思えるようになってきて、 そこから願いが叶いやすい体質に変わってくるのだそうです。
もし願いが叶わないとしたら、その最大の原因は、自分が「叶いっこない」と思ってしまうことなのだそうでうす。
叶いたい思いがあるのに、色々と理由をつけて、叶わないようにしているのです。
例えば、「あの人と恋人になりたい」って思ったとします。
でも、「私、今、少し太っているから」「仕事が忙しくて会う時間が取れない」「占いの結果がよくない」などと、叶わないように、理由を付けてしまっているのです。
思い当たる節……ありませんか?
これは、メンタルブロックという心理現象だったのです。
何か叶えたいことがあったら、同じものでなくてもいいので、何か成功体験を思い出して、その時の感情を先に「体験」してしまうといいそうです。
すると、「私って、願いが叶いやすい人だったんだ」と気づいて、「願いが叶いやすい体質」になっていくと言います。
このように、本の中では武田さんが実際に毎日の生活で実行していることが書かれています。
毎日が幸せに生きられる武田双雲メソッド、いますぐにはじめられるポジティブシンキングな生活をはじめてみませんか。
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