あなたは、心に「ため込んで」いませんか？本書は何気ない普段の生活をスッキリと送れるよう、日常のちょっとした工夫を綴ったエッセイです。衣食住から、運動、言葉遣いまで、この本をきっかけに、ちょっとした工夫を始めてみましょう。

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概要

こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。

さて、今回紹介する書籍のジャンルは、エッセイです。

旅と生活のエッセイが得意な岸本さんですが、この本では「生活」に関する諸々の事柄を綴っています。

日常生活を送る中で、「なんか体が疲れてるな?」とか「なんか心が荒んでるな?」という事は、誰でもあると思います。

体や心の調子が悪いと、ちょっとした事でイラっとしたり、普段だったら何でも無い事が上手くできなかったり……少しずつマイナスの連環に陥っていく事がありますよね。

著者の岸本さんも、そういうイラっとする瞬間、上手くいかない時が、どうもあるようです。

本書では、そういった時の気持ちをエッセイストらしく、とても自然体に語っています。

そしてさらに、無理のないレベルの対処法をやんわりと教えてくれるんです。

「対処法」と言っても、「こうしなさい」という指示・命令ではなく。

「私はこうしているんだけど」という、これまたエッセイらしい書き方をされています。

ですから、本書を読んでいる時は、岸本さんの文体も相まってなんとなく穏やかな気持ちになれました。

その穏やかな読書の中で、「あ、なるほど、こういう工夫もありだな」とか「こういう気持ちの捉え方はカッコイイな」とか、ちょっとした気付きを与えてくれる本になっています。

今、ちょっとイライラしがちな人に、ぜひオススメしたい一冊ですね。

今回は、この本を紹介するにあたって、著者の岸本葉子さんをスタジオにお招きして、直接お話を伺っていこうと思います。

ぜひ本編をお聴きください。

◆著者プロフィール 岸本葉子さん、1961年生まれ、エッセイスト。 保険会社での勤務を経て、中国・北京に留学。帰国後、日常生活や旅を綴ったエッセイで新聞・雑誌等、幅広く活躍しています。

ためない心の整理術―もっとスッキリ暮らしたい