新刊ラジオ第1599回 「DVDつき 腹を凹ます糖質制限+トレーニング―1日3分~の自宅トレーニングと正しい糖質制限 最短期間でキレのある体に」
ポッコリお腹をトレーニングと糖質制限のダブルアタック!最短期間で凹ませます。1日10分の自宅トレーニングと正しい糖質制限ダイエットでキレのある身体に!お腹を凹ますことを目的とした1日10分の自宅トレーニングは3つのステージで無理なくレベルアップ!またダイエットだけではなく生活習慣病と無縁な健康な身体が手に入ります。
読む新刊ラジオ 新刊ラジオの内容をテキストでダイジェストにしました
概要
本書は、タイトルを読んで字のごとく、糖質制限とトレーニングを合わせ、最短期間でポッコリお腹を凹まし、余分な体脂肪の無いキレのある体を作る方法を紹介しています。
まずは糖質制限とは?というところですが、簡単に言うと「主食を抜いておかずをいっぱい食べよう」という食事法です。
少し詳しく説明しますと、私達が普段食べているものでカロリーに関わる「炭水化物」「脂質」「たんぱく質」の3大栄養素の内、糖質へ変化する炭水化物をカットする食事法です。
なぜ糖質をカットするかというと、糖質は消化・吸収されると100%血糖に変わり、食後すぐに血糖値を高く上げます。このいわゆる「食後高血糖」は肥満や生活習慣病の元凶です。
糖質制限とは、入り口がダイエットであっても、社会的問題になっている生活習慣病と無縁な体を作る方法でもあるのです。
さて本書は3つのパートに別れています。それぞれ少しずつご紹介していきましょう。
◆監修者プロフィール 有賀 誠司さんは、東海大学スポーツ医科学研究所教授として教鞭をふるっており、筋力トレーニングの方法や指導法に関する研究を行うと共に多くのスポーツ選手や一般の方へのトレーニング指導に携わる。 柔道やバレーボールの全日本チームのトレーニング指導を歴任。 またなんと、ボディビルのアジア選手権ではご自身が選手として、2度の準優勝経験があります。
大柳 珠美さんは管理栄養士にして、NPO法人 糖質制限ネット・リボーン副理事長となります。 2006年より糖質制限理論を用いた栄養指導をはじめ、自ら糖質制限食を実践し、体脂肪の減少および健康効果を実行。ご家族の糖尿病管理でも糖質制限食を実践しているそうです。 都内の複数のクリニックで糖尿病、肥満、脂質代謝異常など生活習慣病を抱える患者さんの食事相談を担当しています。
糖質制限+トレーニング1
まずパート1では、筋肉が見た目に及ぼす影響をわかりやすく解説し、どこが弱いからお腹が出ているのか?
どう鍛えればお腹が引っ込むか?なぜ本書で勧められているトレーニングが有効なのか?ぜひ知っておきたい基本知識が紹介されています。
その中で紹介されていた、「あなたの目指すべきウエストサイズの測り方」をご紹介しましょう。リスナーの皆様もちょっとやってみてください。
まず、足を肩幅に開き、息を目一杯吐きます。出来ればもう一度吐き切りましょう。
その状態でお腹に力を入れてください。
ほとんどの方はリラックスした状態からお腹が凹むはず。
一瞬でもサイズダウンできるということは、お腹をそこまで引き締めるだけの筋力が皆さんに備わっているということだそうです。
そのサイズの自分を想像しながらトレーニングを積んで行けばスッキリボデイーの自分を想像できて楽しくなっちゃいそうですね。
続いてパート2ですが、こちらにはわかりやすい写真と共に具体的なトレーニング方法が記載されています。
自宅で行なえ、タオルや椅子など身近なアイテムで行える、かつ負担がきっちりかかるトレーニングが紹介されています。
そのメニューは腹筋を集中的に鍛える『腹筋サーキット』と、キレの良い体を作る『自宅筋トレ』に大別されています。
今回は『腹筋サーキット』からタオルを使った『タオルトランクカール』をご紹介致します。
タオルを使ったトレーニングはあまり普及していませんが、実はとても効果的なんだそうです。
まず、床に長方形のバスタオルを敷きます。
アタマからお尻をバスタオル上に乗るようにあおむけになり、膝を直角になるように立てます。
頭側のタオルの両端を手で掴み、タオルを引っ張りながらゆっくりと背骨を丸めていきます。
この時、腰を浮かさず、逆に床に押し付けるようにすると良いそうです。
これを15回続けます。
これにより腹直筋上部、みぞおちあたりのトレーニングとなります。
書籍には詳しい写真図解とDVDによる映像説明も付いていますので、是非確認してみてください。
糖質制限+トレーニング2
最後にパート3ですが、このパートでは、なぜ糖質を制限すれば痩せるのか?糖となる炭水化物は3大栄養素であるがカットして人体に悪影響は無いのか?どんな食品を食べれば良いのか?お酒は飲んで良いのか?など、糖質制限ダイエットの本質と皆様が疑問に思いがちな所について説明されています。
まず読んでいてびっくりしたのは、お茶碗一杯の白米の炭水化物はどれぐらいの糖質へと変化するか?というところです。
なんと角砂糖でいうと11個なんですね
皆さん目の前にお茶碗を想像してみてください。その中に角砂糖が11個入っている。
ご飯一膳食べるごとにそれを摂取したことになるんですね、これが大盛りや2杯目になったとしたら……?
また主食以外の食べ物にも意外と糖質が多く含まれている食品があります。
例えば、「玉ねぎ」「長ネギ」「ごぼう」「れんこん」「いも類」「バナナ」。
また、ケチャップも要注意。
なんとマヨネーズの数十倍の糖質が含まれています。
書籍巻末には色々な食品の糖質やカロリーが記載された、食品糖質量表が付属されていますのでお手にとった際には確認してみてください。
■ まとめ
ここまで糖質制限+トレーニングの一部を駆け足で紹介させて頂きましたが、全体を通して感じたのは、読んだ後にすっきり感があるんですよね。
よくダイエット本を読んだ後にある、「本当にこれでいいの?」みたいな腑に落ちない感じか全くないんですよ。
例えば、本書内には「糖質制限」をするにあたって注意がいる人についても言及されています、糖尿病でインスリン注射をしている人などですね。
その辺も隠さずに注意をしてくれているので信頼して読み進めることができました。
これは糖質制限とトレーニングの正しい知識を二人の専門家がわかりやすく纏めたおかげだと思います。
また、トレーニングも運動強度に合わせて幾つかのステップに別れていますので、運動が苦手な人でも安心してはじめることができます。
現在、日本人の死因の3分の2は生活習慣病が元凶と言われています。
理想の体だけではなく、一生付き合って行く体だからこそ、糖質制限+トレーニングを試してみてはいかがでしょうか?
DVDつき 腹を凹ます糖質制限+トレーニング―1日3分〜の自宅トレーニングと正しい糖質制限 最短期間でキレのある体に |