新刊ラジオ第1560回 「ブラックアウト(上・下巻)」
ヨーロッパ全域で起こる不可解な大規模停電。イタリア人の元ハッカー、マンツァーノは、その停電が人為的に引き起こされたものだと気付く。各国が事態の収拾に奔走する裏で、暗躍するテロリストの影……。そんな中、マンツァーノは機能不全に陥った世界でテロに立ち向かう。ドイツ発、衝撃のリアリティでおくるサスペンス巨編!
読む新刊ラジオ 新刊ラジオの内容をテキストでダイジェストにしました
概要
こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。
今回は、前評判がとにかく高い一冊!ドイツの翻訳小説なんですが、ヨーロッパで今すごい反響を呼んでいるそうです。
特に本国ドイツのAmazonでは、100件以上のレビューが付いていて、そのほとんどが5つ星という盛況ぶり。また、クライムスリラーのジャンルで堂々1位になっています。 その話題作が、この度、日本上陸しました。
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◆今日の一冊 『ブラックアウト(上・下巻)』 (マルク・エルスべルグ/著 角川書店/刊)
◆著者について マルク・エルスベルグさんは、1967年、オーストリアのウィーンに生まれ、オーストリアの日刊紙「デル・シュタンダード」のコラムニストとして活躍し、現在はウィーンの広告会社でクリエイティブ・ディレクターを務めています。
◆あらすじ 物語は、ある夜にヨーロッパ全域が一斉にブラックアウト=停電するという不可解な事態が起こったところから始まります。 発電所、電力管理センター、各国の政府や情報機関は否応なく、その事態に翻弄されていき、ストーリーはそれらに関わる人々の群像劇で展開されていきます。 そして、大規模停電に裏に隠されたある秘密に、1人の男が気付いて行動していくのですが……。
今回はたっぷりとドラマをお届けします。
音声版をお楽しみ下さい!
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