だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1428回 「黄金坂ハーフウェイズ」

就職浪人の隼人は、幼馴染みの楓太に連れられて行った怪しいバー・HOLLOWとの出会いをきっかけに、町のトラブルバスターをする羽目になってしまう……。懐かしさと新しさが同居する「黄金坂」を舞台に、若者達のユルい友情と日常、切ない過去を描いた人間ドラマの登場です。

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江戸情緒あふれる青春ミステリ

● 著者プロフィール 著者の加藤実秋さんは、2003年『インディゴの夜』で第10回創元推理短編賞を受賞しデビューされた方で、インディゴシリーズをはじめ『モップガール』など、代表作が次々映像化されている注目の作家さんです。

今日紹介する「黄金坂ハーフウェイズ」は 東京の下町を舞台にした現代劇です。 主人公・隼人は、地方での就職に失敗し実家に戻ってきた就職浪人。

ある日、友人の楓太に連れていかれた会員制の立ち飲みバー「BAR HOLLOW」との出会いをきっかけに、黄金坂界隈で起きる様々なトラブルを解決する役目を背負わされていく、というストーリーです。

見所? 謎の会員制バーのママ・摩耶、バーテンのイズミをはじめ、黄金坂界隈の個性的なキャラが魅力的に描かれている。 テンポの良い掛け合い、ユルさと苦さの絶妙なバランス、過去にまつわるミステリー要素など飽きずに読める条件が揃ってます。

見所? 東京の下町なのに、フランスやイタリアの空気が感じられる、「黄金坂界隈〜下町のロケーション描写」。 「フランス人の住人が多い」や「実在しそうな坂や通りの溶け込み感」が、独特のリアリティと生活感を醸し出しています。

今回の新刊ラジオは、隼人と「BAR HOLLOW」の出会いのシーンをオーディオドラマにしてご紹介しています。

黄金坂ハーフウェイズ

よかったら、こちらも聴いてみて下さい〜!(サンプルが聴けます!)

黄金坂ハーフウェイズ

黄金坂ハーフウェイズ

就職浪人の隼人は、幼馴染みの楓太に連れられて行った怪しいバー・HOLLOWとの出会いをきっかけに、町のトラブルバスターをする羽目になってしまう……。懐かしさと新しさが同居する「黄金坂」を舞台に、若者達のユルい友情と日常、切ない過去を描いた人間ドラマの登場です。