新刊ラジオ第1426回 「「SOUL Up」 「SOUL Up Exhibition」」
バンクーバーオリンピックで日本人男子初のメダリストとなった、フィギアスケート高橋大輔選手の素顔に迫ります!アスリートとして高橋選手。プライベートな高橋大輔。スフィギアスケートへの想いと葛藤、苦悩、将来、衣装の秘密、プログラム完成秘話、恋愛観…。今まで知ることのできなかった素顔の橋選手が全て詰まっています。
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競技者としての高橋大輔選手と、プライベートの高橋大輔さんの顔
先日、ジャパン・オープンへ出場を決めた高橋大輔選手。 バンクーバー五輪男子で銅メダルを獲っていることもあり、期待が集まっています。 高橋選手自身は、フィギアスケート選手として自分をどのように評価しているのでしょうか。
今日は、フィギアスケート選手・高橋大輔選手のエッセイ&写真集を紹介します。 ※高橋選手の「高(タカ)」の文字は正しくははしごの「タカ」ですが、本文では文字化け対策のため「高」を使用します。
● 高橋大輔選手プロフィール 1986年3月16日生まれ。岡山県倉敷市出身。関西大学大学院所属。 8歳からフィギアスケートを始めます。2002年日本人男子初の世界ジュニア選手権優勝。2006年トリノオリンピック8位。2007年世界選手権2位。 2008年から2009年のシーズンは右ヒザの負傷により全試合欠場。復帰後の2010年バンクーバーオリンピックで、銅メダルに!
今回は、「SOUL Up」と「SOUL Up Exhibition」の、2冊同時発売。 2010年から2011年のシーズン中の、高橋選手のスケートへの思いや、エピソード、フィギアスケートの裏側、いまの素直な本音、オフでのプライベート写真など、高橋選手の素顔を知ることができる2冊です。
「SOUL Up」は、フィギアスケート選手としての、高橋大輔選手の顔。 「SOUL Up Exhibition」は、プライベートにおける、高橋大輔さんの顔。
それぞれ、高橋選手自身の言葉で、その思いが綴られています。
今回の『SOUL Up』と『SOUL Up Exhibition』サイン本を、各5名の方にプレゼントいたします。応募方法は、最後にお知らせします。
“辞めたいとさえ思った”高橋選手の苦悩
「やっぱりスケートが好きなんだな。 それまで僕は、スケートしかできない自分がイヤで、それがコンプレックスでもあった。 バンクーバーオリンピックで現役をやめて、スケートとは全く違うことをしたいとも考えていた。 具体的にやりたいことが他にあったわけではないけれど、スケートだけをずっと続けることには抵抗があった。
でもオリンピックに行く少し前あたりから、気持ちが変わってきた。 スケート一筋で終わる人生もアリなのかな。これしかできない、そういう生き方もいいかな。
本当に僕は、運だけと言ってもいいくらい、運がいいと感じている。 僕がこれだけ運よく生かしてもらえているのは、スケートがあるから。 スケートがなかったら今の僕はない。
飽き性の僕が唯一、17年間も続けられたものはスケートだけ。 そういうものが一だけでもあるのはいいことなのかもしれない。
自分はスケートが好き。 やっと素直にそう思えるようになった」 (『SOUL Up』 P1より抜粋)
バンクーバーオリンピックで高橋選手は、全てのモチベーションが完全に落ちてしまったと本の中で語っています。 練習をしなければ、という意思があっても出来ない。人とも会いたくない。そんな苦悩の日々を過ごしていたのだそうです。
オリンピックのすぐあとには世界選手権がやってくる。 高橋選手も漠然と世界選手権には行くんだろう、と思ってはいたけれども、「出場したくない」「もう無理だ」というのが本音でした。 オリンピックの直後の世界選手権。周りはバンクーバー以上の演技を求めてくる。
練習をしていない状態で満足の演技が出来るわけはない、オリンピック3位というタイトルを汚したくない、オリンピック銅メダルはたまたまだったのかもと思われたくない…。そんな思いで苦しんでいました。
そして、世界選手権。結果は金メダル。 この時の高橋選手の思いとは…?
テレビの画面からでは決して知ることのなかったあのときの本心が書かれています。
「ソチまでやる」 やっぱりスケートが好き
フィギアスケート選手であることの苦悩、悩み、闘い、笑い…。華麗な演技の裏での努力、コーチとの二人三脚の日々、たくさんのスタッフに支えられての活躍、スケートをすることを続けることの辛さ、人生の迷い。
そして2011年、2012年を戦い抜いて出した結論は、「ソチまでやる」。
『SOUL Up Exhibition』の最後には、高橋選手自らが書いた手書きの“高橋反省note”も公開されています。 日記風になっているのでファンの人はたまらないかも。まるで覗き見してるような感覚です。
本書には、恋愛感なんかも書かれています。
「惚れ性だから、すぐ好きになって、その後嫌いになって、また好きになると、やっぱり好きなんだな、と思う。すぐ惚れちゃうけど、つきあうまでには時間がかかる」 (『SOUL Up Exhibition』 P70より抜粋)
その他にも、試合の時に着る衣装のこだわりや、振付や曲の決め方、スケート靴の中で履いている意外なもの、食事管理、高橋選手自身がシーズン中に作るお手製のお弁当の写真(これがなかなか上手でビックリです!)、 オフに過ごしたハワイでのひととき、などなど、この本を読むと、いままでとはちょっと違った目線でフィギアスケートを楽しむことができるのではないでしょうか。 そして、ソチオリンピックが待ち遠しくて仕方なくなります。
最後に、本の中で高橋選手が語ったひとこと。 「ちょっと難しいくらいのほうがいい。やってやろう、みたいな負けず嫌いが出てきて、結果的にできるようになる」 (『SOUL Up 』 P43より抜粋)
プレゼントのお知らせ 高橋大輔選手の「SOUL Up」と「SOUL Up Exhibition」のサイン本を、各冊5名さま(計10冊)にプレゼントいたします。 詳しい応募方法は、こちらの特集ページをご覧下さい。
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