新刊ラジオ第1383回 「「つらいな」と思ったとき読む本」
タイトルを見て、「ハッ」とした人、読んで損はない内容です。この本は3人のために書かれています。「今日、つらいことがあった人」「悩んでしまった部下を、励ましたい上司」「悩んでいる大切な人を、勇気づけたい人」。辛いとき、落ち込んでるときは、成長の前兆なのです。
読む新刊ラジオ 新刊ラジオの内容をテキストでダイジェストにしました
ピンチはチャンス!をムダにしないために
みなさんの仕事人生において、 “人生のターニングポイント”や、“転換期”はありましたか?
その転機たちはどんな顔をしてやってきましたか? 希望の顔ですか? それとも、トラブルや、アクシデントの顔をしていましたか?
チャンスの前には、往々にして辛いことが起こります。 今、辛くて悩んでいる方は、もしかしたら人生の転機に来ているのかも・・・。
「「つらいな」と思ったとき読む本」(あさ出版/刊)は、 せっかくの成長のチャンスをぜったいムダにしないように、 つらいときの思考を整理する方法や、行動のアドバイスをしてくれる本です。
著者の中谷彰宏さんは、この本を3人のために書いたそうです。
「今日、つらいことがあった人」 「悩んでしまった部下を、励ましたい上司」 「悩んでいる大切な人を、勇気づけたい人」
この3つに当てはまる方や、本のタイトルを見て「ハッ」とした方は、 読むととても役に立つ内容に仕上がっています。
辛い時期が続くと、もう色んなことが嫌になってしまって、 がんばる気持ちが磨り減ってしまっている方もいると思います。 そんなときは、信頼のおけるメンターや、 背中を押してくれる人の存在が大きなものになります。
この本は、そんなメンターや、 あなたを応援してくれる人の役目を果たしてくれます。
まわりの目よりも、自己満足を大切にしよう
本書は、前向きで力強い言葉であふれています。 この転機をどう捉えたらよいかという思考整理から、成長に繋げるための方法、 「やったほうがいいこと」 そして、「やらなくていいこと」をアドバイスしてくれます。
まずは、この言葉を贈ります。
**ここから抜粋**
成功は、客観。幸福は、主観。 リムジンに乗っている自分は、自分で見られない。
人生の価値観に関して、立ち直れない人は成功を目指します。 それに対して、立ち直れる人は幸福を目指します。 「成功」と「幸福」は、一見、似たような言葉です。 成功と幸福は何が違うかです。 これは大切なテーマです。 成功しても不幸な人がいます。 成功したら、必ずしも幸福を味わえるわけではないのです。 成功していない人には、それがわかりません。 でも、それは先にわかっておかないと損をします。 すべてのものを犠牲にして、頑張って成功したのに、 幸せでなかったらつらくなります。
それは子どものころに読んだ童話からも教わっています。 お金持ちになっても、偉くなっても、王様になっても、幸せとは限らないのです。 幸福は、成功しなくてもなれます。 大切なのは、成功と幸福は、自分の中で何が違うかということです。 成功は、客観です。 幸福は、主観です。(66〜67ページより)
**ここまで抜粋**
選択肢の中からネガティブなものを外そう
続いて、悩んだときは人に相談するけど、優柔不断で解決に時間がかかる・・・ という方へ、この言葉を贈ります。
**ここから抜粋**
2人以上に相談しない。
立ち直れない日とは、「ああいう考え方もある。こういう考え方もある」と、ひたすら考え方をため込みます。 いろいろな人に相談するので、相談する人の数は多いのです。 立ち直れる人は、1人にしか聞きません。 2人に聞いたら、聞かれたほうは「何か言わなくちゃ」と思って、2人とも違う意見を言います。3人いたら、3人とも違う意見を言います。 聞けば聞くほど、みんな言っていることが違います。 そのことが、自分が決断しない口実になっているのです。 立ち直れる人は、「ここは選択肢に入れなくていい」と、ネガティブな発想をすてることができます。 中谷本は、ネガティブな発想の大掃除をしています。 「それは考えなくていい」と言ってくれる人が必要なのです。 「あれも考えろ。これも考えろ」というアドバイスをする人のほうが、圧倒的に多いのです。 これではどうしてもたくさんの枝葉を集めていくことになります。 枝葉のことは、まったく考えなくていいのです。(24〜25ページより)
**ここまで抜粋**
「つらいな」と思ったとき読む本
毎日辛くても、大丈夫! |