だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1352回 「5000人を変えた! 話し方の新・習慣77」

多くの有名企業が採用し、あらゆるメディアで話題の話し方トレーニングがこの一冊に詰まっています。プレゼン・商談が苦手、話し下手、分かりやすく話をまとめられない、他人に話しがきちんと伝わらない、などビジネスシーンだけでなく、プライベートでも使える話し方のテクニックが、77載っています。このテクニックを身につけてすぐに評価を上げちゃいましょう。

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好印象を持たれる3つの話し方

今日、取り上げるのは「話し方」の本です!!

普段、話すことを生業にしている矢島さんも、 「今回の話し方の本は、とても参考になった!」と、感心していた本です。

その名も、『5000人を変えた! 話し方の新・習慣77』(ポプラ社/刊)。 今回は、話すのが苦手な方や、せっかく話しても相手の反応が乏しいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

● 著者について 野村絵理奈さんは、株式会社KEE’S代表取締役。 同志社大学法学部を卒業後、NHK松山放送局キャスター。その後、気象予報士を経て、2005年に株式会社KEE’Sを設立。独自の教育メソッドを確立し、これまで5000人以上に、コミュニケーション、話し方、プレゼンなどの企業研修を行ってきました。 アナウンススクールでは、55名の新人アナウンサーを輩出。

● 話し方はテクニックである 野村さんは、日本人は心を重視するあまり、話し方のテクニックを蔑ろにしているといいます。 比較すると、欧米人は、幼少期から「自分の気持ちを伝える」という授業をしているため、話し方のテクニックが身についています。一方、日本人は、「人という字を手に書いて飲み込む」といった内面的な教えが多く、テクニックの教育が不十分だったのです。

野村さんは、話し方のテクニックを身に着ければ、性格や生まれ育った環境、気の持ちようなどとは関係なく、話し方の技術は向上すると言います。

「話すこと」は、仕事でもプライベートでも、常につきまとうものです。 プレゼン、商談、コミュニケーション、恋人をデートに誘う……など、あらゆる場面で使える会話のテクニックを身につけてみませんか?

話し方テクニック&トレーニング

この本は、話し方のテクニックを教えてくれます。 けれども、話し方は本を読んだだけで、うまくなるものではありません。 テクニックを知って、繰り返し実践して、身につけていくものです。

1.腹式呼吸で説得力のある話し方をする 説得力のある話し方をするためには、腹式呼吸でおなかから声を出すようにするといいそうです。野村さんはこのように言っています。

『大事なプレゼンや商談など、話し方で自分の影響力を発揮したい場面こそ、体全体を使った“腹式呼吸”で。エネルギーを吐き出すような声を出してみてください。 声は内なる“エネルギー”を相手に伝えます。人は小さい声の人には弱いエネルギー を感じるもの。そして、人は概して、前向きでエネルギーに満ちた相手にこそ、「仕事を任せたい」「一緒に仕事がしたい」と思うものなのです』

確かに、話す内容も大切ですが、声の張りや表情にパワーがあると、説得力を感じますよね。

2.ソのトーンで「おはようございます」と言ってみよう 人と会うときは身だしなみを整えますよね。それと同じように、話すときも声も「人に会うトーン」に変えようというものです。 基準はドレミファソの「ソ」。「ソ」という音は実は人が「楽しい!」と感じる時に自然に上がる高めのトーンなんだとか。早速、明日の朝、会社や学校で「ソのトーン」で「おはようございます!」って言ってみてくだい。

話し方テクニック&トレーニング(2)

3.心のテンションを3倍に上げてみよう 声のトーンを上げられるようになったら次の段階では、「心のテンション」を上げてみます。「ソのトーン」も、「心のテンション」も上げるときは本当に疲れるでしょう。でも、コミュニケーションを取るということは疲れることなのです。でも、疲れることを避けていたら人を牽引するような魅力ある話し方などできないと野村さんは言い切ります。 気をつけなければいけないのは、「テンションを上げる」ことは、決して「大きな声で陽気に話す」ことではないということです。難しいですね。

4.結論からはなしてみよう これはよく感じることではないですか? 「話しているうちに、つい話が長くなってしまう」。この「話が長い」という人は、「話している途中で、話す内容を忘れてしまう」、「脱線して、本題に戻ってこられない」、「一番重要なメッセージが何なのかポイントが絞り切れていなし」ということなのです。 これらを全て解決するのが、「結論から話す!」ということです。このクセをつけることで、グーンと話し方がアップするんだそうです。

このように、具体的で分かりやすく、そして実践的な話し方のテクニックが77、載っています。

(こぼれ話) 新刊ラジオ本編では、矢島さんが「腹式呼吸で話したとき」と、「腹式呼吸を使わないで話したとき」で、どれくらい違うのか。 ドレミファソでの「おはようございます」などを身体を張って紹介しています。 ぜひ、聴いてみてください。

全章チェック&まとめ

野村さんの言葉です。

話し方は「気のもちよう」などでは上達しません。 話し方はテクニックです。 77の「新・習慣」は話し方の心・技・体を鍛えるトレーニン。 1日1新・習慣、話して話して話して体得してください。

その77のテクニックを、3章構成で伝えてくれます。

1章 あなたの<印象>が輝く 新・習慣  発声・発音で、話し方の外見はガラリとかわる!  表現テクニックで、明るい話し方に変わる!  傾聴テクニックで、好かれる聞き方に変わる!

2章 あなたの<ビジネスが輝く 新・習慣  ビジネスコミュニケーション術で、信用される人になる!  論理的な話し方で、「仕事がデキる!」と思われる!  人前に強い話し方で、プレゼン・スピーチが変わる!  第一印象テクニックで、「また会いたい!」と思わせる!

3章 あなたの<人間関係>が輝く 新・習慣  コミュニケーション体力の強化で、味方が増える!  献身トークで、人間関係がリフレッシュする!  円満トークで、会話のピンチを回避する!  話題のタンスを整理して、ネタの豊富な人になる!

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5000人を変えた! 話し方の新・習慣77

「話すということは、  こんなに開放的なものだったのですね!」

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5000人を変えた! 話し方の新・習慣77

5000人を変えた! 話し方の新・習慣77

多くの有名企業が採用し、あらゆるメディアで話題の話し方トレーニングがこの一冊に詰まっています。プレゼン・商談が苦手、話し下手、分かりやすく話をまとめられない、他人に話しがきちんと伝わらない、などビジネスシーンだけでなく、プライベートでも使える話し方のテクニックが、77載っています。このテクニックを身につけてすぐに評価を上げちゃいましょう。