だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1334回 「誰からも「気がきく」と言われる45の習慣」

「空気が読める」「先読みが出来る」。だから、信頼が集まってしまう。そんな人になりたくはないですか?誰からも気が利くと思われることで、いざというときに助けてくれる味方も増えます。普段の生活で実践できる考え方や行動の習慣を身につけることで、さりげない「気づかい」ができるようになり、あなたの毎日を変えていきます。

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一流秘書の「気づかい」の極意

皆さんの周りに、気がきく人はいますか? その人は仕事も、とってもできる人ではありませんか? 誰でも一緒に仕事をするのは、気がきく人の方が良いですよね。だから、気がきく人には、人気も、良い仕事も集まってきます。

「誰からも「気がきく」と言われる45の習慣」は、現役の秘書が教えてくれる、「気のきく人」になるための技術と習慣が書かれた本です。

● 著者について 能町光香(のうまち・みつか)さんは、青山学院大学卒業後、2年間商社に勤務。オーストラリア留学などを経て、2000年よりエグゼクティブアシスタント(重役秘書)としてのキャリアをスタートさせます。 外資系の証券会社、製薬会社、老舗宝飾品ブランドの社長室などで勤め、現在も現役の秘書として活躍中です。

能町さんがこの本で伝えたかったのは、 「気がきくね、ありがとう」と言われる人物になって欲しい。 ということだそうです。

仕事場で、学校で、家庭で、飲み会で、色々な場所で、「気がきくようになりたい」とう場面は誰にでもあると思います。 そこで、気配りができる人と、できない人がいますよね。できれば、気配りができる人になりたいと思いませんか?

「気がきく人」というのは、それだけで信頼され、仲間が増え、感謝され、たくさんの喜びを与えられるし、何よりも自分自身も幸せになれるのだと、能町さんは言います。

では、いったいどうすれば、「気がきく人」になれるのでしょう。

本書では、「いつでも気がきく人」になるための、45の習慣が紹介されています。 そのひとつひとつを習慣化させていくことで、「気配り上手、気がきく人」になることができるのです。

その習慣をひとつご紹介します。

「気がきく」、相手にそう思ってもらうのに必要なのは、相手の喜ぶポイントを理解することです。相手の事情を無視して、自分自身の視点で気づかいをしてしまうと「余計なお世話!」ということになってしまいます。 こう言うと、「じゃあ、どうしたら相手の喜ぶポイントを理解できるの?」と思われるでしょうか。 相手の欲してることは、性格、出身、年齢、価値観、趣味、嗜好、育った文化、その他いろいろなバックグランドによって異なってきます。それだけでなく、その時々、その前の日、その日の朝、5分前に何かあっただけで気分は変わってきてしまいまうでしょう。人間の感情というのはそれほど非常にナイーブで複雑繊細なのです。 「ん?それじゃあ人の気持ちを理解するなんてできないんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、いえいえ、そんなことはありません。 人間というのは五感を使っていろいろなことを「何となく」感じ取っています。 その人を包む空気がなんだか重いなら、「ああ、今日はこの人怒っているな」。 いつもより口角が上がっていたりテンションが高かったりすれば「今日はいいことあったんだなあ」と思いますよね。 その気づきをレベルアップさせるポイントは、相手のちょっとした変化に気づいてあげることです。 髪を切ったり、顔色の変化だったり、服装の変化だったり、微妙な差を見つけるのです」

本書には、「言い訳・責任転嫁しない」「気難しい人とは感情で付き合わない」「マネジメントをしてもコントロールはしない」「絶対に「駄目」と言わない」 など、毎日の生活で気をつけるべき習慣が45紹介されています。

「どうすれば気づかいができるのだろうか」「なんで自分の気づかいは伝わらないのだろうか」と、一度は思ったことのある人ならば是非読んでみて下さい。

オトナならば、「気配り上手で、気がきいて、常識も身に付いている」。そうありたいものですよね。 今日から、45の習慣づけ、はじめてみませんか。

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誰からも「気がきく」と言われる45の習慣

あ〜〜!気がきく人になりたいっ