新刊ラジオ第1309回 「あなたの脳が9割変わる! 超「朝活」法―脳科学の最高権威がはじめて明かす」
脳科学の最高権威である著者と、その妻・脳科学おばあちゃんの「脳医学的に正しい」、超朝活法を初公開!人生が変わる睡眠と、超朝活生活をいますぐに始めてみませんか?最新の脳科学による、驚くべき事実が次々に明らかになっていきます。「体内リズムを120%活かした朝活法」、「早朝から脳がイキイキ活性化するクボタ式睡眠法」など目からウロコの情報満載です。
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脳科学からからみた『朝活』のススメ
● 著者について 著者の久保田競さんは、1932年生まれ。京都大学名誉教授。東京大学医学部、東京大学大学院卒業後、脳研究の第一人者であった時実(ときざね)利彦教授の下で脳神経生理学を専攻します。現代日本において自他ともに認める 「脳、特に前頭前野の構造・機能」研究の最高権威。
久保田さんは、46歳からジョギングを始め、2年間で23kgも減量したそうです。 このジョギング体験を脳科学的な見地から考案した、「ランニングと脳」という本はロングセラーとなり、“走る大脳生理学者”として注目を浴びています。 久保田さんは、朝4時半に起きて仕事をする「朝活」を50年以上も実施して、その成果を身を持って体験しています。
そんな久保田さんが書かれた今回の本は、ズバリ! “あなたの脳が9割変わる!超「朝活」法”。 「脳科学によって、朝時間を自分でコントロールし、人生を変える」。 いますぐに実践できる、朝時間のコントロール法。みなさんも実践してみませんか?
本の中で、久保田さんは驚くべき事実を次々に記しています。 例えば・・・。 ○6時間半未満の睡眠では、「心筋梗塞」「狭心症」「脳卒中」のリスクが増大! ○4時間以下の睡眠では、肥満リスクが劇的に高まる! ○「起床後20分」が最もストレスに強い黄金の時間帯 ○「快感報酬システム」で、ドーパミンを分泌する「朝活法」 などなど、本当にこの本を読まなければ知ることの無かった事実ばかりです。
本の中では、最新の脳科学によって裏付けされた事実・「超朝活」である朝の過ごし方・ベストな朝を迎えるためにすべき、前日の夜の過ごし方も書かれています。 読んでいくうちに、朝早くに起きて活動するのが「朝活」の正しい過ごし方ではなかったことに気づかされます。 毎日の習慣の中でしなければならないこと、眠りへと誘う健やかな夜の過ごし方、脳科学に基づいた睡眠、「朝活」ではなく、「超朝活」情報満載の一冊です。
早起きすればいいわけじゃない!
「朝活」を実践するために、無理して睡眠時間を削っている人はいませんか? それでは駄目なのだそうです。 久保田さんによると、「最新の脳科学の研究では、“人間にとって最適な睡眠時間は1日トータルで7時間。正確には6時間半以上7時間未満”であることが分かってきた」 のだそう。 無理をして、短時間睡眠を繰り返していると、病気になる可能性も死亡率も高くなるという科学的データが出ているのだそうです。 “「朝活」のために、睡眠時間を削ってでも、いつもより早く起きて行動するのが、自分の時間の作り方だ” なんて思って信じている人、多いと思います。 それ、間違ってますよーーーーー!!! 頑張って早起きしても、起きたときに辛かったり、昼間眠くなってしまっていませんか?そんな風に無理を重ねてもダメなのです。 「脳」は、自分が「気持ちいい」と感じると、どんどん発達していくのですが、逆に「イヤイヤ」「辛い」となると、「脳」にとっては喜ばしくない状態なのでした。 じゃあ、朝が辛い、早起きが苦手という人は「朝活」はあきらめた方がいいのかといえば、そんなことはないのです。 ではそうすれば? それが、久保田さんの提唱する、「超朝活」なのです。 実際に久保田さんも50年以上「超朝活」生活を続けていらっしゃるので、効果のほどは実証済みです。
さわやかに目覚めるためには、どうしたらいいのか? それは、「朝だけでなく、前日の夜から朝にかけての過ごし方のも目を向ける必要」がありました。 具体的には、真っ暗な状態で眠る・テレビやパソコンなどの強い光の刺激は、メラトニンの分泌を抑制してしまうので寝る前は避ける・ゆっくりとぬるめのお風呂につかる・アロマテラピーなどリラックスした香りにつつまれる、カフェインの入った飲物は寝る4時間前以降は摂取を控えるなど、このようなことを心がけるだけで、翌朝が違ってくるんだそうです。 それでも、悩みごとや考え事、仕事のことなどを思い出してしまい、なかなか眠れないとい人もいるかと思います。 そこで、久保田式、ぐっすりと快適な睡眠へと導く習慣がありました。
ぐっすりと快適な睡眠へと導く習慣
それは、「ジョギング」。 実は、「ジョギング」と「脳」はとても密接な関係があったのです。 その関係とは・・・。 実際に久保田さんも、46歳のときに「ジョギング」を始めたそうです。そして、そこから人生が劇的に変わったと本書で書かれています。
「超朝活」生活は、前日の「ジョギング」がカギだったのですね。 本書では、その「ジョギング」の方法、検証、効果、が詳しく書かれています。
そして、久保田さんの奥さまは、じつは久保田さんが「超朝活」をする以前から、ずっと「朝活」をなさっていました。 奥さまは、「脳科学おばあちゃん」と呼ばれ、テレビ番組で子育て相談などをなさっています。 そんな奥さま、80歳を目前に、「脳研工房」という会社も立ち上げ、ご自身が実践している「朝活」の推奨、「脳科学による子育ての成果」を取り入れたユニークな育児法を普及させていて、いまとても人気なのだそうです。
久保田さんの奥さまのコラムも、この本にいくつか書かれているのですが、これがまた面白い。夫である久保田さんが「朝活」する前の生活を、バッサバッサ斬っていきます。このコラムだけをもっと読みたいと思ってしまうほど、面白いです。
その他にも、「体内時計リズムを120%活かした「超朝活法」・早朝から脳がイキイキするクボタ式「朝活法」なども載っているので、この一冊で「朝活」生活はバッチリ。
「朝活」を始めたい人、「朝活」をやってみたけれど何度も挫折してしまった人、自分の人生を輝かしいものにしたい人、みんな、みんな、「超朝活法」実践してみて下さい。きっとこの先の人生が、変わってきますよ。
あなたの脳が9割変わる! 超「朝活」法 |