だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1300回 「白銀ジャック」

スキー場に届いた脅迫状メールにより、ゲレンデがジャックされる。警察に通報できない状況の中、トリッキーな身代金奪取が実行され、スキー場側の人間は翻弄されていく。幾度も繰り返される脅迫の裏にある真の目的はなんなのか?すべての鍵は一年前にゲレンデで起きた不幸な事故――。雪上を舞台にした極上ミステリー。

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100万部突破! 東野圭吾の冬の小説

● 著者について 東野圭吾さんは、大阪府立大学工学部卒業後、エンジニアとして勤務。その傍らで執筆活動。85年『放課後』で、第31回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。以後、数多くの話題作を発表し、99年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞。第6回本格ミステリ大賞を受賞。最近ではドラマ化もされた「新参者」が話題となりました。ミステリー小説の第一線を走る作家。

物語の舞台はスキー場。「ハイジャック」「シージャック」という言葉がありますが、この物語は、スキー場がジャックされてしまいます。だから「白銀ジャック」なのです。屋外にあるスキー場という場所にも関わらず見事な設定で限定空間に仕立て上げられ、そこで起こる爆破予告事件に奔走する人々と謎を追っています。

今回の新刊ラジオでは、物語の一部をラジオドラマにしました。

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白銀ジャック