新刊ラジオ第1270回 「お金が貯まる人の思考法 年収の半分を3年で貯める「16.7の法則」」
何度貯金に挑戦しても失敗する、無駄遣いしてないはずなのに貯まらない、借金がなかなか片付かない……そんな悩みを持つ人に、多くの企業や家計を再建してきた専門家が助け舟を出します!誰もが持っている「貯金体質」を目覚めさせる思考法やノウハウを、簡単なやり方で伝授!失敗しない貯金に挑戦してみませんか?
読む新刊ラジオ 新刊ラジオの内容をテキストでダイジェストにしました
なぜあなたは貯金できないのか。
● 著者について 著者の横山光昭さんは、家計再生コンサルタント、事業再生支援コンサルタントとして、個人・法人の両面でのコンサルティングで注目を集めている方です。
今回紹介する「お金が貯まる人の思考法 年収の半分を三年で貯める16.7の法則」という本は、横山さんがコンサルティングの経験を通して見つけたかしこい貯金のコツやお金との付き合い方などをまとめて、貯金が出来ない人の「貯金体質」を目覚めさせてくれる自己金銭感覚啓発本のような本です。
みなさん、貯金していますか?不安だらけのご時世、蓄えの重要さを感じている人は多いと思います。しかし、その貯金に「明確な目標」はあるでしょうか?なかなか貯金がたまらないという方は、「なんとなく不安だから……」という理由で貯金に取り組んでしまっているのではないでしょうか。貯金ができない理由の一つに、「漠然とした不安から」というものがあります。 明確な理由がないと、貯金はなかなか続かないのだそうです。
貯金できない人のタイプは、分類すると5つに分かれるそうです。 なかなか貯金ができない人は、次の分類を参考に、自分はどうして貯金ができないのか考えてみて下さい。
貯金できない人の5つのタイプ
1.現状を知らないタイプ 毎月の収入と支出がどれぐらいで、預貯金がどれぐらいか。クレジットカードの利用残高や支払いはどれぐらいか、といった貯金以前のことがアバウトなタイプです。これでは、正しい貯金なんて夢のまた夢になってしまいます。
2.「目標作りが下手なタイプ」 具体的な目標を持っていないため、貯金が成果に繋がらないタイプです。「一年で百万貯める」という目標は、スパンが長くへばりがちです。「3ヶ月で十万貯める」の方が、目標としては達成しやすいのです。また、「南の島に旅行する」という目標だったら、「11月にハワイ旅行する」というように、具体的で細かな目標を作ると成果に繋がりやすいのだそうです。
3.気持ちが空回っているタイプ やってやる!という気持ちが強すぎだり、自分を厳しく追い込むせいで、ゆとりがないタイプです。息抜きや楽しみがないため、長続きしません。実は、貯金には「ゆとり」が一番大事なんです。
4.無駄使いに気付かないタイプ 自分のお金の使い方の感覚に疑いがないタイプです。自分の判断基準を疑って、他人の視点で現状を確認しましょう。
5.将来に希望が持てないタイプ 頑張って貯金しても、先の見えない不安に追われてしまい、「貯金しても意味ないんじゃないか」といった自信が持てないタイプです。地道に継続することで、自信を持つことができるのだそうです。ひとまず100万円ためてみると、自信もでてくるのではないでしょうか。
「自分がどの貯められないタイプか」が分かったところで、「じゃあ、そこに気をつけて挑戦だ!」と奮起してもいきなりは貯めることはできません。すぐに「どうしたら続けられるか?」という疑問にぶつかることになります。 しかし、それもちょっとした仕組み作りでクリアできるのです!
セービング・ドキュメントで、お金を貯める!
セービング・ドキュメントは、横山さんの独自のノウハウです。
その肝となる考え方が、「毎日の支出を3種類に分ける」ことです。 毎日出る何かしらのお金を、「消費」「浪費」「投資」に分けていきます。
消費:生活に必要なものに払う支出。食費や家賃、光熱費や服代などがあたります。 浪費:生活に必要はなく、楽しみ意外の意味はない、いわゆる無駄使いです。 投資:生活に必要ではないけれど、将来的に役立つであろう支出のこと。株式の様な資産運用や資格などの学費、「やる気の源」みたいな買い物、そして貯金もこの投資に入ります。
これら3つの分類は、「お金を管理する人の主観」によって変わるものです。 例えば、「ずっと気になってたスイーツを買って、それを楽しみに仕事を頑張った」というのであれば、「消費=スイーツ代」が、「仕事にプラスになった=投資」と代わるわけです。
つまり、消費・浪費・投資の判断は「個人の金銭感覚の物差し」で変わるので、「これは無駄が否か?」「未来の自分にプラスになるか?」を判断する感覚を養わなければいけないのです。ここで重要なのが、「自分にとって当たり前のお金の使い方を疑うこと」なのです。この考えが、効率的な貯金に結びついてくるのだそうです。
お金が貯まる人の思考法 年収の半分を3年で貯める「16.7の法則」 |