だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1262回 「「陽転」コミュニケーション」

「飲み会でひとりぼっちになってしまう」「友だちが少ない」「人と打ち解けるのが苦手」そういう方に、とてもおすすめの本が刊行されました。和田裕美さんの陽転思考を使ったコミュニケーションの指南本です。読んでみて、かんたんなことからでも実践していけば、かならず変化がでてくるはずです。さぁ一歩、踏み出しましょう。

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陽転思考を取り入れたコミュニケーション

● 著者について 和田裕美さんは、(株)ペリエ代表取締役。経歴としては、外資系教育会社のフルコミッション営業時代、プレゼンしたお客さまの95%から契約を獲得するという圧倒的な営業力で、日本トップ、世界142カ国中2位の成績を納めました。「売る」ことより、「お客様の背中を押す」という営業スタイルをつらぬき、売上は、リピーターや、紹介によるものが多くを占めました。現在は、株式会社ペリエを設立し、営業・コミュニケーション、モチベーションアップのための研修や講演活動を国内外で展開しています。

ビジネス書著者としても、著書累計150万部を突破する人気ぶりなのですが、意外な才能を発揮し、オリジナル曲「まんじゅうソング」の歌・作詞をしています。

まんじゅうソング

● この本のテーマは?! 「陽転思考を取り入れたコミュニケーション“脳力”の育て方」

まずは、【陽転思考】について紹介しましょう。

「陽転思考」とは、起こった出来事を、まずはそのまま受け入れて、それから(陰・陽)の陽に転じて考えるようにする思考パターンです。

かつて和田さんは、「ポジティブシンキング」と出会ったとき、“ネガティブはタブー” “できない、辛いというマイナスの言葉は吐いてはいけない”といった考え方に、「私は急に元気になんかなれない、無意識にすぐにネガティブな思いがあがってくる自分には無理だと」自信をなくしてしまったそうです。

そして、和田さんはあることに気づきます。「落ち込まないなんてことは無理だけど、確かに落ち込んだまま人に会っても、いい人間関係や良い結果は生まれない。だったら、落ち込むことはあっても、落ち込み続けなければいいじゃないか! まずはマイナスの感情も1回受け入れてみよう!」

物事には、結果はひとつだけでも、考えようによっては2つの側面があります。たとえば仕事で失敗したら、それをなかったことにすることはできませんが、「もういやだ、辞めたい」と思うか、「仕事に慣れてきて、おごってしまったからミスしたんだ。気を引き締めよう。大きな損害を出す前でよかった」と、転じて考えるかで、その後のメンタリティには大きな違いが現れます。

結果はひとつでも、別の見方をすると、「結果、よかった」と、陽の方向に転じて考えることで、切り替えを早くできるとういのが、陽転思考の考え方のひとつなのです。

飲み会でひとりぼっちになってしまう人が気をつけること

飲み会や、集まりでひとりぼっちになってしまう人はいますか?そういう方に、和田さんはこんな行動を勧めています。

「人と話すのに自信がないなら「場の空気」をよくすることを考えよう」

和田さんは、実は人見知りな性格だそうです(本当に!) ある日、20人くらいの初対面の人があつまる飲み会に参加したそうですが、なかなか会話に参加できず、話すこともできないまま、数時間、人の話を聴いてうなずいていただけで終わってしまったことがあったそうです。

和田さんは、観葉植物みたいに何の印象もない人になってしまった・・・と反省したそうですが、しかし、これだけは心がけていた!ということがあります。

それが、「うまく話せなくても、いい空気を作れる人になる」ということだそうです。会話に参加できなくても、できるだけ笑顔を絶やさず、「あなたと一緒にいてとても楽しい」という態度で話を聞いたり、接することで、空気はあたたかくやわらかいものになります。そういった、場の空気をよくする“空気力”は、数値化できるものではありませんが、人の印象を左右する重要なポイントなのです。

最初はうまくいかなくても、笑顔と態度を意識して気をつけていると、“空気力”が自然と身についてきて、無理をしなくても「いい空気」を作れる人になれるそうです。たくさん会話に参加できる“楽しい人”になるのは、すぐには大変かもしれませんが、笑顔でたのしい態度で接してくれる、“感じのいい人”とか、“話やすい人”になら、すぐになれるのではないでしょうか。

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陽転コミュニケーション

飲み会の時に、ひとりぼっちになってしまう人は読んでみて!

「陽転」コミュニケーション

「陽転」コミュニケーション

「飲み会でひとりぼっちになってしまう」「友だちが少ない」「人と打ち解けるのが苦手」そういう方に、とてもおすすめの本が刊行されました。和田裕美さんの陽転思考を使ったコミュニケーションの指南本です。読んでみて、かんたんなことからでも実践していけば、かならず変化がでてくるはずです。さぁ一歩、踏み出しましょう。